【経理・財務職の中途採用】AIを活用し、プロジェクトを主体的に推進できる人材へのニーズが強まる

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ヒュープロ
石田 君枝 マーケティング部 ヒュープロマガジン編集チーム

経理・財務職の中途採用市場では、企業が求める人材像が大きく変化しています。背景として、経理業務はルーティン化しやすく、AIやアウトソーシングによる代替可能性が高まっていることが挙げられます。

「ヒュープロ」のリクルーティングアドバイザーの分析でも、単に「仕訳・決算をこなす力」だけでなく「AIを活用した業務改善・効率化」など、プロジェクトを主体的に推進できる人材へのニーズが強まっているとされています。

一方、求職者側の傾向を見ると、「ヒュープロ」登録者データでは、経理・財務職を志望する求職者の過半数は、20〜30代で経験3年以上と、即戦力になりうる層が中心です。希望する働き方では、リモートワークが上位に挙がり、職場のペーパーレス・IT 化の進み具合に注目する方も少なくありません。

業務プロセスが整理されている職場ほど働くイメージが持ちやすく、ツールを活用して効率的に業務を進められるかという点への関心も高まっています。

また、キャリア志向は多様化しており、①幅広い業務を積みたいジェネラリスト、②組織をリードするマネジメント、③専門性を磨くスペシャリストなどが見られます。さらに、④「成長機会」と「安定性」を両立したいバランス志向も多く、入社後の働き方や職場の雰囲気など働くイメージを持てるような情報が求められています。

企業が採用を成功させるために、まずは自社のステージに応じて求める人材を明確化することが不可欠です。例えば、IPO準備や上場直後の企業にはガバナンスや監査対応に強い人材、成長ベンチャーにはAI活用や業務効率化を進められる人材、大手企業には専門性と調整力を備えた人材がマッチしやすい傾向にあります。

また、年度末にかけた繁忙期には、即戦力を求めて採用要件を柔軟にする企業も見られます。採用のミスマッチを防ぐためには、単にスキルや経験だけでなく、求職者の志向や、社風・カルチャーとの親和性も踏まえた選考が採用成功の鍵となります。

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