経験・スキルを持つ人材をピンポイントでスカウト【ダイレクト・ソーシングサービス「DODA Recruiters」】

採用環境は厳しさを増し、もはや求職者の応募を待っているだけでは欲しい人材を獲得することが困難だ。企業の採用課題を解決する新たな手法として、大手人材会社インテリジェンスがダイレクト・ソーシングサービスを提案している。

インテリジェンス

国内最大級115万人の人材データベースを活用

「DODA Recruiters(デューダ リクルーターズ)」は、大手人材会社インテリジェンス(東京・千代田、峯尾太郎社長)が提供するダイレクト・ソーシングサービスだ。ダイレクト・ソーシングとは、企業が求職者に直接アプローチする採用手法で、同社が中途採用を行う3000社にアンケートをとったところ、2月時点で35%の企業が取り組んでおり、半年前に比べ1.8倍に急増している。

ただ、ダイレクト・ソーシングを実施したいと考えても、自らのネットワークや社内リソースだけで求める人材にアプローチするには限界がある。そうした課題を解決するために、国内最大級の人材データベース「DODA」を運営する同社は昨年1月から「doda Recruiters」を開始した。「DODA」のスカウトサービス登録者数は115万人以上で、経験業種・職種、年収水準、地域を網羅している。登録者の65%は同社の人材紹介サービス利用者で転職に対する感度も高い。そうした人材を直接スカウトできるメリットは大きい。

実践的な採用ノウハウが学べる「リクルーター・アカデミー」を無料で提供

「DODA Recruiters」は検索性に優れており、膨大な人材データベースからピンポイントで必要な経験やスキルを持った最適な候補者を探し出し、レジュメを見た上でスカウトメールを送ることができる。効果的な応募を得るためのポイントは「いかに個別性高くアプローチできるか」だという。つまり、候補者に対して「自分にマッチした求人」「自分を必要としている求人」であることを強く印象づける必要がある。

実際、「複数人に一斉送信したメール」と「1対1で個別送信したメール」とでは、後者の方が返信率が20倍も高いという結果が出ている。そこで同社では、効果的なスカウトメールの書き方、レジュメの見方、面談・クロージング等の実践的な採用ノウハウが学べる「リクルーター・アカデミー」を無料で提供し、採用担当者をサポートしている。

人材紹介と並行して利用する企業が多く、人材不足の時代に「自らも積極的にターゲットを獲得できる手段を拡大し、採用を促進させる」ことが目的だ。さらに採用規模が大きい企業では採用数の確保にも寄与するだろう。

専門性や条件を限定したピンポイント採用が大半で、優秀層の獲得に成功している

●「DODA Recruiters」利用企業の業種/採用決定の職種(2017年3月現在)

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