2014年10月10日

【著者が語る】勝利のチームマネジメント サッカー日本代表監督から学ぶ組織開発・人材開発

ピープルフォーカス・コンサルティング 松村卓朗 代表取締役

 (9963)

ピープルフォーカス・コンサルティング 松村卓朗 代表取締役

 多くの日本企業が「失われた20年」を過ごす中で、「世界に飛躍し、劇的に強くなった20年」を過ごしたサッカー日本代表チームからビジネスパーソンが学ばないのはあまりにももったいない。その一心でこの本を書いた。

 日本代表は、残念ながら今回のブラジルW杯では良い結果を残せなかったが、実は「これだけ短期間で強くなったのは、各国の代表を見渡しても史上類を見ない」と言う外国の評者も少なくない。

 サッカー日本代表は、どのようにしてこんなにも強くなったのか?さまざまな理由があろうが、私は、「監督のチーム作り(チームマネジメント)」がその答えの1つではないかと思っている。スタイルややり方は違えども、歴代のそれぞれの監督が、その時代にあったチーム作りを効果的に行った。

 そして、紆余曲折はあれども、20年を一連の歴史として見れば、チームを劇的に強くさせる方向でバトンをつないで、チーム作りも進化させてきた。日本代表チームが強くなった過程には、いわば、チームの「組織“開発”」の発展の歴史がある。

 「組織“開発”」は、「組織“改革”」と比較して語られる言葉だ。組織“改革”は、部外者を通じて行う、「変える」という行為だ。誰かが描いたプランに沿って、組織の体制を作り上げていく。

 目に見えるもの、すなわち制度や仕組みを対象にすることが多い。一方、組織“開発”は、目に見えないものを対象として、内発的な力を働かせながら、組織の構成員一人ひとりが自ら「変わる」という日々のプロセスだ。

 具体的には、ビジョンの明確化、価値観の共有、異文化との融合、コミュニケーションの徹底、リーダーシップの発揮、といったことを積み重ねることだ。それによって、一人ひとりに意識や行動の変化が生まれ、組織が変わっていくことを目的とするものだ。

 本書は、各監督の取り組みを通じて「組織“開発”」というものを分かり易く伝えている。サッカーファンはもちろん、サッカーには興味がないという方にも、本書を通じて自身のチーム作りのヒントを得てほしい。
勝利のチームマネジメント サッカー日本代表監督から学ぶ...

勝利のチームマネジメント サッカー日本代表監督から学ぶ組織開発・人材開発

松村卓朗著
竹書房、850 円+税

◆人事・マネジメント・キャリア関連書籍プレゼント キャンペーン中!

◆人事・マネジメント・キャリア関連書籍プレゼント キャンペーン中!
日本人材ニュースの無料会員にご登録いただくと、多くの企業で法律顧問として活躍中の安西法律事務所の弁護士陣による「雇用管理の法律相談」などの会員限定記事をご覧いただけます。人事・マネジメント・キャリア関連書籍プレゼント キャンペーン中!
5 件

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

日本人材ニュース|人材採用と人材育成の人事専門誌

関連する記事

組織の不祥事や社員の不正防止で問われる人事の役割 ISACA東京支部  五島浩徳会長

組織の不祥事や社員の不正防止で問われる人事の役割 ISACA東京支部 五島浩徳会長

ITと事業活動が密接になる中で従来の仕組みや考え方だけでは対応が難しい局面が多くなっている。ITマネジメントの専門家であるISACA東京支部会長の五島浩徳氏に、堅牢で継続可能な組織運営に向けて企業に求められている視点や人事を含む管理層の役割などを聞いた。
【著者が語る】動かない部下を動かす技術

【著者が語る】動かない部下を動かす技術

リクルートコミュニケーションエンジニアリング 桐岡隆澄  代表取締役社長
【著者が語る】部下を育てて自分も育つ 5つのマネジメント・プロセス

【著者が語る】部下を育てて自分も育つ 5つのマネジメント・プロセス

人材パワーアップコンサルティング 二宮靖志 代表取締役社長

この記事のキーワード

この記事のライター

編集部(寄稿担当) 編集部(寄稿担当)

サイト会員限定記事

セミナー・イベント

プレスリリース