【外国人の中途採用】海外事業の営業職・幹部候補、店舗管理・エリアマネジャー候補の採用増

ゴーウェル
グローバル人財事業部兼、広報室室長 栁川 文

コロナ禍の景況感の回復や国内外の入国制限緩和を契機に外国人採用ニーズは急速な高まりを見せています。

外国人中途採用において特に目立つのは、業種を問わず販路拡大を視野に入れた海外営業職や、将来的に海外拠点のマネジメントを担う幹部候補生の採用です。また最近ではチェーン展開する飲食・サービス業、コンビニフランチャイズ業での店舗管理やエリアマネジャー候補の採用が増えています。

これらのポジションでは高い語学力だけでなく、他者を受容するマインドや数値管理能力・分析力が問われます。

実際に採用される外国人の多くは、母国で大学等を卒業後、人によっては母国での就業経験を経て、留学生として来日しています。その後、専門学校・大学等で最低3~4年の学生生活やアルバイトを含む就業経験を通じて、日本の商慣習やサービスを海外と国内両方の目線から捉え分析する能力を備えています。

他に採用される外国人に多い特徴として、地方勤務を厭わないことが挙げられます。自国を離れ来日した彼らにとっては、大都市圏勤務は必ずしも重要ではありません。また、在留資格(通称:就労ビザ)上の期限をもって就職活動を行うため、内定承諾率が高い(当社実績8割超)ことも特徴です。

採用成功のポイントとしては、前述の在留資格(業務内容との適合性や期限、申請方法)について正しく理解し、スピード感をもった選考を行うことが大事です。

外国人専門エージェントを利用する場合は、在留資格に関する精通度、紹介実績、求職者のスクリーニング機能(対面での面談やバックグラウンドの理解等)に着目しましょう。

また、優秀な人材を早期に確保するためには、経営陣、現場、人事が採用すべき人材ペルソナについて共通認識をもつこと、他社と差別化を図れるような魅力的な求人内容を示すことが大切です。

具体的には外国人が能力を発揮しやすいジョブディスクリプション型の職務やキャリアパスの明示、帰国支援制度や語学手当の導入等、他社事例を参考にするのも良いでしょう。

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