リファレンスチェックによる内定取消は有効か無効か

はじめに

リファレンスチェックとは、一般に、採用過程において、働きぶりや人となりについて、採用予定者の前職や現職の同僚等に問い合わせることを指します。方法としては、採用を行う会社が自ら電話等で前職や現職に問い合わせる方法や、業者に委託し調査を実施する方法などがあります。

リファレンスチェックを行うことで、面接ではわからない採用予定者の情報を知ることができ、思わぬミスマッチを防ぐことができる場合があります。他方で、リファレンスチェックで得た情報は、個人の主観が入り込むなど、信用性や正確性に疑義が残ります。

リファレンスチェックは、外資系企業では中途採用を行う際、採用プロセスの一環として行われているようです。他方で、日本の企業においては、そこまで浸透はしていないようです。

今回は、そのリファレンスチェックの実務上の対応について解説していきたいと思います。

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