人材採用

【スタートアップの中途採用】海外からも資金流入で高まる採用熱、リファレンスチェックの導入が増加

スタートアップ

フォルトナ
若狭 健二 フォルトナベンチャーズ ディレクター

【PROFILE】奈良県立奈良高等学校、ミネソタ州立メトロポリタン大学卒業。 三菱UFJモルガン・スタンレー証券、バークレイズ証券を経て、プロコミットにてベンチャー企業のCXOや経営幹部ポジションの採用支援に従事。 ビズリーチ社主催、3000人超の頂点ヘッドハンター・オブ・ザ・イヤーを2年連続で受賞。

海外機関投資家や海外VCの参入も増え、国内スタートアップへの資金の流れはより活発化が進んでいます。結果、スタートアップでの採用熱は高く人材獲得競争は激化しています。

CXOからメンバークラスまで全職位、営業からエンジニアまで全職種で募集されていますが、勢いあるSaaSのスタートアップでは特にエンタープライズ向け営業やカスタマーサクセスの2職種での人材不足が目立ちます。

ターゲット人材である大手向けIT営業やSIer営業は高い年収レンジであることから、スタートアップでもオファー金額を上げたり、ストックオプションの活用、選考スピードの早期化、裁量や柔軟な働き方で口説いたり、様々な手段で獲得に注力しています。

また入社後のミスマッチのリスクを抑えるためにリファレンスチェックサービスを選考過程に取り入れる企業も増えてきました。

相談者の動向としては、スタートアップへの転職を考える方は増えています。人材獲得競争激化を背景に年齢ハードルを下げたり、オファー年収レンジを上げたりしていることから、コロナ前の20~30代メインから、20~40代以降まで広がっています。成長したメガベンチャーから、より裁量ややりがい、ポジションを求めて小規模のスタートアップに再挑戦する方も増えています。

コロナの影響から、自分と向き合う時間が増え、価値観の変化から将来の人生設計を見据えてキャリアを考える方が増えています。リモートを含む働き方、起業や夢を叶えるために、副業や業務委託を認めている企業を選ぶ相談者も多くなりました。

選考スピードは短くかつ1次面接から見極めと魅力付けを同時にできる企業ほど採用に成功しています。また面接前に相談者がどれだけの情報を集めることができるかで、相談者の面接準備や志望度にも大きく差が出ます。できるだけ社内のカルチャーや人事制度、事業内容など、採用資料、note、会社ブログ等の手段を活用し情報発信をしていくことをお勧めします。


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