【社外】メールテンプレート『接待編』

最終更新日:2022年10月21日

仕事では、接待も重要な営業テクニックのひとつ。時には取引先から招かれることもうりますし、反対にお客様を招いてもてなすこともあります。どちらの場合にも、宴席の後にはお礼のメールを送っておくのがビジネスでのマナー。では、お礼のメールにはどんなことを書けばいいのでしょうか。(文:日本人材ニュース編集部

日本人材ニュース

接待のお礼メールの基本パターン

接待を受けた時のお礼メールには、基本的なパターンがあります。その基本パターンさえ押さえておけば、いざお礼メールを書くことになった時にも慌てることはありません。

1.相手の社名・部署名・役職名・氏名
2.挨拶
3.招待のお礼
4.次回の返礼について
5.結びの挨拶

以上がお礼メールの基本的なパターンです。これを、接待の内容に合わせて書いていけば、お礼メールの完成です。

覚えておくと便利!お礼の言葉に使えるフレーズ

お礼メールで最も重要なのが、「感謝の気持ち」を伝える言葉です。「ありがとう」や「感謝しています」などお礼の言葉はさまざまです。その中から接待のお礼メールに使える言い方をいくつかご紹介します。

・「お礼の申し上げようもございません」
社外の方へお礼を伝えるときに使える、丁寧な表現の仕方です。

・「深謝いたします」
「深謝」は、より強い感謝の気持ちを伝えるときに使える表現です。「深く感謝しております」と表現するよりも、さらに丁寧な印象になります。

・「厚く御礼申し上げます」
「厚く」は、「心から」という意味を表し、「御礼申し上げます」とペアで用いられます。

これらの言葉は接待のお礼メールだけではなく、さまざまな場面で活用できます。覚えておくと便利ですね。

接待のお礼メールの文例(1)

接待や会食のお礼は、正式にはメールではなく手紙でするもの。とくに、それほど親しくない会社や、形式を重んじる大企業などから接待を受けた場合は、メールでも本来のお礼状に沿った文面にしておくほうがいいでしょう。

件名:ご招待の御礼

○○○○株式会社
□□◇◇様

時下、ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。

昨日は過分のおもてなしを賜り、
誠にありがたく厚く御礼を申し上げます。

大人の隠れ家ともいうべき落ち着いた雰囲気の中、
夜景とともに活魚料理を存分に堪能させていただきました。
すっかりご馳走になってしまい、大変恐縮しております。

それにもまして、
□□様とゆっくりお話をする機会を得ましたこと、
心より感謝しております。
今後もいろいろとご指導ご鞭撻を賜りますよう
何卒よろしくお願い申し上げます。

次回はぜひ当方にて
このような機会を設けさせていただきたいと思います。
その折はぜひお運びいただけましたら幸いです。

猛暑厳しき折、
□□様をはじめ皆様の一層のご健勝をお祈りいたします。
略儀ながら取り急ぎ、メールにて御礼申し上げます。

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 人材 太郎  ××××@××××××××
 株式会社×××× 営業部 営業1課
 〒999-9999
 東京都××区××町9-9-99 ××ビル9F
 tel 03-9999-9999 fax 03-9999-9999
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接待のお礼メールの文例(2)

普段から親しく交流のある会社から接待を受けた場合、あまり格式張ったお礼メールを送っては、逆に失礼にあたります。お礼メールの基本パターンを踏襲しつつ、多少柔らかな文面にしてみましょう。

件名:昨日はありがとうございました

○○○○株式会社
□□◇◇様

いつもお世話になっております。
株式会社×××× 営業部の人材 太郎です。

昨日はお招きいただきありがとうございました。
普段はなかなか口にできない新鮮な魚介類を
たっぷりと堪能させていただきました。

それだけでなく、
□□様と楽しい時間を過ごせたこと、
心からお礼申し上げます。
□□様のお仕事の場とはまた違った一面も拝見して、
より親しみを覚えるとともに、
改めて尊敬できる方との思いを強くしました。

次回はぜひお返しをさせていただきたいと思っております。
今後とも変わらずおつきあいいただけますよう
何卒よろしくお願い申し上げます。

取急ぎお礼を申し上げたくメールいたしました。
ありがとうございました。

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 人材 太郎  ××××@××××××××
 株式会社×××× 営業部 営業1課
 〒999-9999
 東京都××区××町9-9-99 ××ビル9F
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招く側であってもお礼メールは必須

取引先に対して、こちらが接待する側だった場合も、お礼メールを送っておくのがビジネス上のマナー。相手は貴重な時間を割いて来てくれるのですから、その感謝の気持ちを伝えます。

1.相手の社名・部署名・役職名・氏名
2.挨拶
3.ご足労のお礼
4.不手際のお詫び
5.今後の意気込み
6.結びの挨拶

以上が、接待をした側からのお礼メールの基本パターンです。たとえ不手際がなかった場合でも、相手を気遣ってお詫びの一文を入れておくのがマナーです。

接待した側からのお礼メールの文例(1)

件名:ご足労の御礼

○○○○株式会社
□□◇◇様

時下、ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。

昨日はなにかとご多用のところ、お時間を頂戴し、
誠に感謝の至りに存じます。
そればかりか
□□様の貴重な体験談を拝聴でき
大変勉強になりました。

不行き届きな点もありましたかと思いますが、
ご容赦いただければ幸いです。

今後とも
□□様のご期待に添えるよう
精進してまいります所存です。
ご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

猛暑厳しき折、
□□様をはじめ皆様の一層のご健勝をお祈りいたします。
略儀ながら取り急ぎ、メールにて御礼申し上げます。

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 人材 太郎  ××××@××××××××
 株式会社×××× 営業部 営業1課
 〒999-9999
 東京都××区××町9-9-99 ××ビル9F
 tel 03-9999-9999 fax 03-9999-9999
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接待した側からのお礼メールの文例(2)

件名:昨日はご足労いただきありがとうございました

○○○○株式会社
□□◇◇様

平素より大変お世話になっております。
株式会社×××× 営業部の人材 太郎です。

昨日はお忙しい中ご足労くださり、
誠にありがとうございました。
普段はお伺いすることのないお話も拝聴でき
大変参考になりました。
またなにかご意見などありましたら、
ぜひお聞かせください。

いろいろと不行き届きな点もあったかと思いますが、
ご容赦いただければ幸いです。

今後とも末永くお付き合いいただけますよう、
改めましてよろしくお願い申し上げます。

ありがとうございました。

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 人材 太郎  ××××@××××××××
 株式会社×××× 営業部 営業1課
 〒999-9999
 東京都××区××町9-9-99 ××ビル9F
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接待のお礼メールが届いたら

接待後に相手からのお礼メールが届いた場合、できれば「お礼メールを送ってくれたこと」に対する返礼のメールをしておきましょう。必ずしも必要ではありませんが、一言伝えておくと相手の印象も違います。

かといって、お礼メールのお礼のメールのお礼……といったように送り合っていては、いつまでたってもメールのやりとりが終わりません。ですから、返礼メールは返信の必要がないよう、ごく簡単にしておきましょう。

件名:Re:ご招待の御礼

○○○○株式会社
□□◇◇様

いつもお世話になっております。
株式会社×××× 営業部の人材 太郎です。

お忙しい中、ご丁寧なメールをありがとうございます。
今後とも、何卒よろしくお願いいたします。

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 人材 太郎  ××××@××××××××
 株式会社×××× 営業部 営業1課
 〒999-9999
 東京都××区××町9-9-99 ××ビル9F
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書いたメールはいったん「送信トレイ」に置いて確認!

お礼メールを書き終え、すぐに送信するのは禁物です。いったん送信トレイに置いて読み返してみましょう。
送信トレイに置くことで、客観的にメールを見直すことができますよ。
もしも送信後に間違いがあったら「お礼」どころか「失礼」になりかねません。念には念を入れて見直してみてくださいね。
なお見直しの際は、以下の項目に着目してみてください。

・誤字、脱字はないか。
・要点が明確か。
・読み手に伝わる文章か。
・改行の場所がおかしくないか。
・書き忘れたことはないか。

特に相手の氏名や会社名は間違えないよう、重ねて確認するようにしてくださいね。

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