【営業職の中途採用】営業業務をより専門的業務に細分化し、採用活動を行う企業が増加

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マイナビ
野澤 綾子 ゼネラルエージェント事業本部 首都圏営業統括本部 ゼネラル領域CA部 部長

2021年以降、急激な転職市場全体の回復に伴い、幅広い業種職種で採用活動が活発化しており、営業職においても人材獲得競争が激化しています。特に、人材・Web・SaaSなど無形サービスを扱う業界では数十人単位での採用募集を行うなど営業職の求人数・採用枠数は増加しています。

またここ最近の傾向としてインサイドセールスやフィールドセールスなど営業業務をより専門的業務に細分化し採用活動を行う企業も増えています。

一方求職者の傾向は、コロナ渦で普及した在宅ワークなど働き方への価値観を重要視する方が増えています。在宅ワークやフレックス勤務など、より柔軟な働き方が叶う環境を求める傾向にあります。その他にも、インセンティブ・副業など総収入アップが目指せる制度が整っている企業を選択される方も増えています。

そのような状況下で採用に成功されている企業の特徴は次の3点です。

1点目は採用要件を経験者から未経験者まで間口を広げられているケース。これまでであれば業界経験必須、営業経験必須とされていた企業も入社後に教育し育てていく前提でポテンシャル採用に切り替えられるケースが少なくありません。

2点目に柔軟な働き方の整備。フルリモート勤務は職種柄難しいこともありますが、Web商談を導入するなど整備を行い、週に何日かだけでも在宅勤務ができる制度を導入するなど変革しようとしている企業が増えています。

3点目が面接における柔軟な対応になります。現職中に転職活動をされる方が多い中で、休憩時間や在宅勤務後にWeb面接を希望される求職者が増えています。

対面面接の場合、移動時間の捻出に調整が必要となりますが、Web面接の場合は移動時間がかからないため日程調整も早まり、結果的に採用スピードもあがっています。条件面談のみ対面実施するなど競合他社に負けないスピード感で内定出しまで選考を進められています。


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