派遣社員の平均昇給額は69円、4人に1人以上は正社員就業の意向持つ

派遣社員の昇給額の平均は69円となったことが、マイナビ(東京・千代田、土屋芳明社長)が実施した「派遣社員の意識・就労実態調査(2023年版)」で明らかとなった。

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派遣社員として勤務する20~50歳の男女を対象に、同一の派遣先における初回契約時からの昇給額を算出したところ、平均は69円となった。昇給額の前年比は14円増に留まっている。

【現在の派遣先における昇給額と理想時給とのギャップ】
理想の時給    1692円(前年1641円)
現在の時給    1488円(同1445円)
初回契約時の時給 1419円(同1390円)

昇給額を職種別にみると「機械・電気・IT・エンジニア」が122円と最も高く、次いで「テレオペ・テレマーケティング」が93円となった。

現在の時給額と理想の時給額との差額を算出したところ、全体では204円のギャップがあり、前年よりギャップが8円拡大。職種別で最もギャップが大きいのは「機械・電気・IT・エンジニア」で319円となった。

【職種別 昇給額】
オフィスワーク・事務 41円
販売         51円
テレオペ・テレマーケティング 93円
機械・電気・IT・エンジニア  122円
クリエイティブ系   48円

派遣就業先に対する正社員転換の状況を聞くと、勤務する派遣先や派遣元に対して、自ら正社員化を申し出たことがあるのは11.6%(前年比:1.1ポイント増、21年比:7.7ポイント増)となり、そのうち正社員化された割合は54.9%(前年比:5.4ポイント増、21年比:29.3ポイント増)となった。

一方、派遣先や派遣元から正社員化の誘いを受けたことがあるのは26.4%(前年比:0.1ポイント増、21年比:0.9ポイント減)、そのうち正社員化された割合は24.1%(前年比:1.7ポイント増、21年比:3.2ポイント増)となった。

近況についてマイナビでは「派遣社員が正社員に転換されるケースは多数あるわけではないものの、自らの申し出による能動的な正社員転換、誘いを受ける受動的な正社員転換ともに年々増加傾向にある」と指摘する。

【自ら申し出て正社員化された割合】
2023年 54.9%
2022年 49.5%
2021年 25.6%

【誘いを受けて正社員化された割合】
2023年 24.1%
2022年 22.4%
2021年 20.9%

今後の就業意向について聞くと、「正社員として働きたい」が29.8%で最も高く、派遣社員の4人に1人以上が正社員就業の意向を持っていることがわかった。

【今後の就業意向】
登録型の派遣社員(有期雇用契約)として働きたい 12.9%
常用雇用型の派遣社員(無期雇用契約)として働きたい 22.9%
派遣社員(紹介予定派遣契約)として働きたい 8.6%
派遣以外の非正規社員として働きたい 7.4%
正社員として働きたい 29.8%
雇用形態にこだわりはない 18.2%

調査は、2023年7月11日~18日、派遣社員として勤務する20~59歳の男女を対象にインターネットで実施し、1400サンプルの回答を得た。

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