【営業職の中途採用】経験者採用の競争激しく、給与金額と人材紹介手数料の引き上げが頻発

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イノセル
内野 久 代表取締役

全体的な営業求人は増加しており、多くの業界で高い採用意欲があります。当社に依頼の多かった業種は、DX関連、コンサル業界、SaaS、人材紹介業です。しかしこの中でも勝ち組、負け組が分かれはじめており、顧客の需要を掴み損ねた会社は急速に失速し、リストラをするなど明暗が分かれた実態があります。

SaaS業界にこの傾向は顕著です。 M&Aの動きも加速しており、業績が失速した会社を大量採用の意味合いで企業買収を採用戦略に入れる経営者も増えてきています。

一方、営業求職者の動向ですが、ここ数年は転職のきっかけを考える1番の不満は自分の求める給与水準に満たないというもの。特に同業界経験者の採用競争は激しく、給与金額の引き上げと、人材紹介会社へのフィーの引き上げも頻発しています。営業求人で人材紹介手数料を50〜70%に設定する会社も珍しくありません。

転職者の優先的な判断が給与である以上、本質的ではない対策にしろ採用側が対応せざるを得ない事態を招いていると言えるでしょう。また粗利率の高いモデルは投資回収スピードが早いため、経営の最重要ファクターが採用です。そのため、高額フィーを払ってもビジネスは加速しています。

この状況下で採用に成功しているのは、ビジョンを言語化し、ビジネスモデルに反映する会社です。社員を幸せにする経営にシフトする意思決定を経営者が先導し断行しているのが特徴。採用技術の向上だけでは継続して優秀な営業人材の獲得が難しくなっています。

これは人的資本情報の開示義務の流れが多くの企業にも影響を与えており、「人を大切にする」文化を重視する求職者が増えているので、事業成長だけでなく、人の成長を支援する企業が優秀な人材を確保しています。

また優秀な営業人材は、やりたいことを明確にしてから動く人は皆無で、まずは自分の市場価値を理解するために人材紹介会社への登録をすることがスタンダードです。そのため、カジュアル面談というステップを用意し、気楽に応募ができるしかけも有効です。

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