2025年卒学生の7月末時点の内々定率は85.5% マイナビ調べ

2025年卒学生の7月末時点の内々定率は85.5%に上っていることが、マイナビ(東京・千代田、土屋芳明社長)が実施した「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(7月)」で明らかとなった。(文:日本人材ニュース編集部

日本人材ニュース

2025年卒学生の7月末時点の内々定率は85.5%で、前年と比べ3.6ポイント増加した。6月調査と比べると、3.8ポイント増となった。

【7月の内々定保有率】
2025年卒 85.5%
2024年卒 81.9%
2023年卒 82.9%

【2025年卒の内々定保有率の推移】
3月1日  34.3%
3月   47.4%
4月   64.3%
5月   74.4%
6月15日 80.8%
6月   81.7%
7月   85.5%

内々定者に、現在入社意欲が最も高い企業の就職活動開始時点の志望度を聞いたところ「第一志望」が49.0%と最多となった。

【入社意欲が最も高い企業の就職活動開始時点の志望度】
第一志望 49.0%
第二志望 21.0%
第三志望  7.5%
それ以外 22.6%

学生に、SNS等で企業についての第三者によるポジティブな投稿を見たことで、企業に興味を持ったり選考を受けたりした経験はあるか聞くと、「興味を持ち、その企業の採用情報を見たことがある」が23.2%となった。

またその企業の選考に進んだ学生(「応募した」「選考に進んだ」「内々定を得た」「入社予定先に決めた」の合計)は15.3%と採用情報を見た学生よりも少なかった。

この結果を受けマイナビは「SNSの第三者投稿は興味のきっかけに成り得るがそれ以降の活動への影響は少ない」と指摘する。

【SNS等で企業についての第三者によるポジティブな投稿を見たことで、企業に興味を持ったり選考を受けたりした経験はあるか】
興味を持ったことはあるが、次のステップに進んだ企業はない 17.6%
興味を持ち、その企業の採用情報を見たことがある 23.2%
興味を持ち、その企業に応募したことがある 6.9%
興味を持ち、その企業の選考に進んだことがある 5.9%
興味を持ち、その企業で最終的に内々定を得たことがある 1.6%
興味を持ち、その企業を入社予定先に決めた 0.9%
興味を持ったり、選考を受けた経験はない 43.8%

SNSの投稿を見て企業に何らかのアクション(エントリー、会社説明会参加、選考応募など)をとった学生に対して、参考にしたSNSを聞いたところ、「X(旧Twitter)」が50.7%と最多だった。続いて「YouTube」が41.3%、「Instagram」が37.8%となった。

情報源の動向についてマイナビは「その他のSNSについての回答は1割を切り、上位3項目が学生の情報収集源の主流となっていることが分かる」とした。

【どのSNSを見て応募したことがあるか 上位5】(複数回答)
X(旧Twitter) 50.7%
YouTube     41.3%
Instagram    37.8%
LINEオープンチャット 9.6%
TiKTok      8.0%

調査は、2024年7月24~31日、2025年3月卒業見込みの全国の大学生、大学院生を対象にWebアンケートで実施し、2646人の有効回答を得た。(文系男子487人、文系女子972人、理系男子638人、理系女子549人)

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