【ロバート・ウォルターズ・ジャパン】コンサルタントの専門性を高め、バイリンガルの人材紹介で成長

外資系人材紹介会社ロバート・ウォルターズ・ジャパンが設立15周年を迎えた。日本の中途採用市場で存在感を増している同社のこれまでの歩みや人材紹介サービスの強みなどについて、デイビッド・スワン社長に聞いた。

ロバート・ウォルターズ・ジャパン

ロバート・ウォルターズ・ジャパン
デイビッド・スワン
代表取締役社長

2002年、ロバート・ウォルターズ・ジャパン入社。03年、金融部門のディレクターに就任。6年間部門を統括し、リーダーシップにより同部門は主要事業になるまでに成長。09年、日本支社の代表取締役に社長に就任。10年、韓国支社を立ち上げ、代表取締役社長に就任。1971年、オーストラリア・シドニー生まれ。キャンベラ大学商学士会計学学士号、オーストラリア公認会計士資格CPAを取得。ロバート・ウォルターズ入社前は、財務会計分野において数年の勤務を経験。94年に初来日後、約20年間、日本に在住している。

日本でビジネスを成長させることができた理由を教えてください。

 現在もCEOであるロバート・ウォルターズがロンドンで創業してから30周年、日本オフィス設立から15周年を迎え大変嬉しく思います。

 世界24カ国に展開し、日本では東京と大阪のオフィスにおいて、専門分野に特化した30チームのコンサルタントがバイリンガルのスペシャリストを紹介しています。日本での売り上げは、リーマン・ショック直後の2009年を除いて毎年10%を超える伸びとなっており、グループ全体で最も高い成長を遂げています。

 日本における人材紹介で実績を上げることができている理由は、サービス品質の高さにあると考えています。 一人一人のコンサルタントの質が最大の強みであるとともに、チームで成果を上げるという文化があるため、クライアントが必要とする人材を探し出して紹介できる力につながっていると思います。

 また、会社全体としてもブランド認知のためのPR、ラグビー日本代表や国立新美術館へのスポンサーシップ、CSR活動などにも力を注ぎ、事業開発に取り組んでいます。

リーマン・ショックで日本から撤退した外資系人材会社もありました。

 最も重要だったのはスピードでした。私たちも社員を減らさなければならない状況でしたが、できるだけ少ない削減に抑えるように努め、社員たちにもフェアな態度で十分に説明し理解を求めました。

 その結果、いち早く業績を回復させることができ、退職した社員の何人かは戻ってきてくれました。 さらに、それまでは金融分野の人材紹介が中心でしたが、より幅広い分野を対象とすることにしました。

 業種・職種ごとの専門性を高めるために、コンサルタントの採用基準を上げて知識・経験を備えた人材を採用し、リクルートメントや専門分野のトレーニングに力を入れました。

ロバート・ウォルターズ・ジャパン

「日本での15年の歴史で培ってきたバイリンガル人材のデータベースから紹介します」

クライアントにどのような人材を紹介していますか。

 日本での15年の歴史で培ってきたバイリンガル人材のデータベースから紹介します。データベースには、コンサルタントが面談し、職務経歴や語学力を確認して自信を持って紹介できる人材だけを登録しています。日本オフィスの売り上げの85%を占める外資系企業の多くとは世界中のオフィスで接点がありますので、ビジネスニーズを深く理解した上で日本での事業活動を強力にサポートしています。

 また近年は、グローバルに展開する日系企業に対して、M&Aのスペシャリストや海外拠点と効率的な連携ができる経験者などの紹介実績が増えています。 また、バイリンガルに対してロバート・ウォルターズのブランドが浸透していますので、ヘッドハンティングも有効です。複数人の採用、正社員だけでなく派遣・契約などのソリューションも提供しています。

日本における今後の事業展開を教えてください。

 日本の人材市場は成長の機会が大きく、エキサイティングな気持ちで取り組んでいます。ラグビーW杯、東京五輪を控え、経済情勢もポジティブに推移すると見ています。多くの企業においてバイリンガルのスペシャリストを採用する必要性が高まっていますので、コンサルタントを増員し、人材採用に一層貢献していきたいと考えています。

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