人材採用

【IT分野の中途採用】未経験者を採用する企業が増えつつあり、教育や待遇の手厚さをアピール

日本人材ニュース

ワークポート
高田 静夫 転職コンシェルジュ

当社はIT業界の転職支援を強みとする総合転職エージェントですが、エンジニア・クリエイター系の職種は依然ニーズが高く、求人数も増加しています。最近はプラットフォームサービスを提供している企業で、蓄積したデータを活用した事業展開が目立っています。

これに伴い、多くの企業はAIやデータ分析関連職種の採用に積極的です。特に金融業界を中心としたフィンテック、製造業界ではIoT、AI、深層学習(ディープラーニング)に関連したデータサイエンティストのニーズが高まっています。

データサイエンティストは実際に使用されている膨大な実データを扱えるところに魅力を感じるとあって、以前に比べ志望する人も増えています。経験者の場合データ分析経験はもちろんのこと、「Kaggle」などデータ分析コンペへの積極的な参加経験も選考の評価のポイントです。

またAI関連の求人に必要なスキルとして「Python」のニーズも高まっています。クラウドサービスの普及に伴い、AWS、Azure、GCP等のサービス経験者も求められています。

一方でIoT、AI、ビッグデータ業界は今後の人手不足が予測され、実務未経験でも、プログラミングや基礎的な知識を学んだ経験があれば採用に至るケースも数多くあります。未経験者を採用して一人前に育成するという企業も増えつつあり、募集時に教育体制や待遇の手厚さをアピールするなど人材確保の工夫に余念がありません。

働き方改革の影響もあり、フルリモートワーク制度などを取り入れている企業も散見されるようになりました。 20 〜30代のエンジニアやクリエイター系職種経験者は引く手あまたで、ますます採用が困難になると見込まれています。人材を確保するためには求める経験を満たしていなくても、自社で育成することを視野に入れて採用することが大切です。

いかに就業環境や教育体制の充実度合いをアピールできるか、入社後の働き方をイメージさせられるかが採用成功のポイントとなってくるのではないでしょうか。

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