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【新卒採用】学生との接点を増やすために、4月以降の合同説明会出展企業が増加

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乾 真一朗 企画部 マネージャー

3月の広報活動開始直後から多くの企業が個別説明会を開催しましたが、学生のエントリーや出席率が予定を下回っている企業が目立ち、学生との接点を増やすために4~5月の合同説明会への出展を予定する企業が増加しています。

応募者をできるだけ多く集めてエントリーシート(ES)の選考で絞込むという考え方に大きな変化は見られません。

大手企業は6月1日から面接を連日行って内々定出しを終え、2018年卒の夏のインターンシップの準備に早く取り掛かりたいと考えています。採用意欲が高い中堅・中小、ベンチャー企業は6月以前から内々定出しを進めていますが、ある程度の辞退は予め想定しています。

昨年から2ヵ月選考開始時期が早まったことで大手企業から内々定を得られなかった学生が企業探しを再開する時期も早まり、大手企業の選考開始時期の前倒しには肯定的な採用担当者が大半です。

学生の動きで特徴的なのは昨年以上に企業数を絞り込んでエントリーしている点です。

インターンシップなどに参加して業界・企業研究を3月までに行っておくことが一層浸透しており、3月からは会社説明会への出席とESの作成を同時に進める必要があるため、当初の志望企業以外にエントリーを増やす余裕がありません。

ESの締め切りが3月下旬から4月に集中しますので、大学のキャリアセンターではES添削希望者が殺到しています。

採用担当者としては6月時点の状況がある程度予測できるかと思いますので、応募が集まっていない場合は早く手を打つ必要があります。その際、新卒採用が難しい環境が今後も続くことを踏まえ、新卒を含めた若手採用のあり方を改めて考え直す必要があるのではないでしょうか。

例えば、既卒者や第二新卒を新卒扱いで採用する動きは年々広がっており、政府も助成金で後押ししています。当社のクライアントを見ても入社後の定着率は新卒と変わりません。募集から内定出しまで短期間で終えられる既卒者や第二新卒の採用活動は、採用担当者の負担軽減にもつながるでしょう。

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