【IT分野の中途採用】個人のスキル・キャリアアップの後押しに協力的な企業が選ばれている

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ブライエッジ
諸田 眞仁 代表取締役

新型コロナで昨年は一時的に求人が減少したものの、徐々に回復し、他業界に比べ採用への影響は少ないと言えます。柔軟な面接対応が迅速に行われた結果、今やオンライン面接が9割以上となり、採用プロセスを全てオンラインのみで行う企業も増えています。

リモートワークにより、クラウド型SaaS需要が伸び、また事業会社のDX化の波により、引き続きITエンジニアは売り手市場。特にハイレイヤー層やテックリードの依頼は止まることがありません。

現在ニーズが高いのが、SaaSセールス、エンタープライズ向けセールス、カスタマーサクセス。また開発エンジニアはもちろん、セキュリティエンジニア、PdM、UI/UXデザイナー、QAポジションのニーズも高まっています。データ分析やAI人材は専門性が高いため人材自体が少なく、オファー金額もこの数年で高騰しています。

特にIT従事者はIT非従事者と比べ、スキル・キャリアアップへの意欲が高く、個人のスキル・キャリアアップの後押しに協力的な企業が選ばれているという見方ができます。

働き方としても、フルリモートワークや副業、ジョブ型の雇用など、柔軟な働き方を希望される方が増えています。働き方以外で特に声が上がるのが、事業会社のDX化における経営陣のITへの理解度、もしくは本気度です。その他、社会貢献性、意思決定スピード、ロールモデルがいる環境といったものも上がっています。

IT人材は2030年には最大79万人不足すると経産省が発表しており、採用はますます激化します。採用を成功させるため、選考過程でリファレンスチェックを行う企業も増え、面接では見切れない人柄や在籍企業の信頼度を担保に、採用の可能性を広げています。

特にエンジニアは「開発経験が一定年数あれば開発言語は問わない」と採用に踏み切る企業、また、地方在住のフルリモートワークを受け入れる等、戦力を伸ばすために新たな採用手法、就業環境にいち早く踏み切る決断が今、求められています。

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