ローゼンタール効果

ローゼンタール効果とは、人からの期待を自覚することでパフォーマンスが高まる効果のことを指します。1960年代に活躍した米心理学者のローゼンタール氏によって提唱されました。

ピグマリオンの神話に、期待することでよい影響を与えるシーンが見受けられたことから、ピグマリオン効果とも呼ばれます。ローゼンタール効果は当初、子どもへの教育学に応用されていましたが、近年になってビジネスにおける人材育成にも採用されるようになりました。ローゼンタール効果のような心理に特化した教育方法は多種あるため、適切な方法を選択、併用しながら進めることが好ましいといえます。

期待がよい影響をもたらす状態のことをローゼンタール効果と呼びますが、期待が悪い影響を与える状況はゴーレム効果と呼ばれます。ゴーレム効果では、相手に期待できないと考えていると、そのとおりに成果が出なくなる状況を指します。期待のしすぎはプレッシャーになると懸念されることもありますが、逆に期待をしすぎないようにしてもパフォーマンスを高められません。

ローゼンタール効果のようによい影響を与える効果としては、ホーソン効果があります。ホーソン効果は期待ではなく、注目を集めることがパフォーマンス向上につながる効果のことです。ホーソン効果は見られていること、関心が寄せられていることで効果を発揮するため、ローゼンタール効果との併用でより大きな効果を期待できます。

ローゼンタール効果の活用方法としては、役割や権限を与える・期待を伝える・達成可能な課題を与える・仕事のプロセスを評価する・解決のヒントを与えるなどがあります。役割や権限を与えると、与えられた側は自分が認められていると感じ、仕事への意識が向上します。期待を行動で伝えるのもよいですが、言葉にして相手にも分かりやすく伝えることで、その効果は大きくなります。

達成可能な課題を与え、期待に応えやすい状況を作り出すのもひとつの手段です。必ず結果がついてくるものではないため、解決のヒントを適度に与え、プロセスを評価することで肯定的な心理状態を保つことにもつながります。もちろん褒めすぎは本人の過信につながるケースもあるため、ようすを見ながら適切な方法で期待を伝えることが大切です。

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