人材採用

6割の企業がアルバイト採用でリファラル制度を実施

アルバイト採用でリファラル制度を実施している企業が多くなっていることが、マイナビ(東京・千代田、土屋芳明社長)の「アルバイト採用活動に関する企業調査」で明らかとなった。

アルバイト採用でリファラル制度を「実施している」企業は59.5%で、「現在は実施してないが今後検討している」企業は14.1%となっている。

リファラル制度が「採用に繋がった」と回答した割合は69.2%

「採用に繋がった」と回答した割合をインセンティブの支給方法別にみると、「入社承諾を貰い、入社が確定した段階でインセンティブを金銭で支給」(85.6%)、「 入社して職場に配属された段階で、インセンティブを金銭で支給」(77.0%)、 「 入社して職場に配属された段階で、インセンティブを金銭以外の報酬(人事評価の加点等)で支給」(69.1%)、 「入社承諾を貰い、入社が確定した段階でインセンティブを金銭以外の報酬( 人事評価の加点等) で支給」(63.5%)で、インセンティブを金銭で支給する方が高い。

「インセンティブは支給していない」は「採用に繋がった」と回答した割合は60.9%となっている。

アルバイトが不足していると回答した企業は58.8%(前年比2.5ポイント増)で、15業種中7業種が前年と比べて増加した。

「販売・接客(パチンコ・カラオケ・ネットカフェ)」(前年比14.7ポイント増)、「ホールキッチン・調理補助(飲食・フード)」(同9.8ポイント増) 、「保育」(同9.5%)、「 配送・引越し・ドライバー(陸運) 」(同9.5%)などの増加幅が特に大きい。

【アルバイト不足の企業が多い業種】
1位 警備・交通誘導(セキュリティ等) 74.1%
2位 配送・引越し・ドライバー(陸運) 70.6%
3位 介護 67.7%
4位 清掃(ビル管理・メンテナンス) 65.2%
5位 販売・接客(コンビニ・スーパー) 61.2%

2021年のアルバイト採用数は、「増えた」が23.7%(前年比9.8ポイント増)、「減った」が13.1%(同8.2ポイント減)だった。

業種別では「販売・接客(パチンコ・カラオケ・ネットカフェ)」(33.6%)、 「接客(ホテル・旅館)」(30.7%)の「増えた」が3割を超えている。

「接客(ホテル・旅館)」 は「減った」も1番多く、マイナビは「ワクチン接種が進み、マイクロツーリズムやワーケーションなどの需要が高まる一方で、訪日外国人客の回復は見通しが立たず、企業の採用にばらつきがあることがうかがえる」と分析している。

【アルバイト採用数が増えた企業が多い業種】
1位 販売・接客(パチンコ・カラオケ・ネットカフェ) 33.6%
2位 接客(ホテル・旅館) 30.7%
3位 販売・接客(コンビニ・スーパー) 28.4%
4位 ホールキッチン・調理補助(飲食・フード) 26.5%
4位 保育 26.5%

2022年のアルバイト採用予定数は「増やす予定」が34.4%で、前年より8.0ポイント増加した。

調査は、2021年11月26日~11月30日、直近1年以内にアルバイト採用業務に携わった20~69歳の会社員(会社役員・自営業含む)を対象にWEBで実施し、1800人の有効回答を得た。

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