人材採用動向レポート

【金融分野の中途採用(外資系企業)】「在宅勤務」の柔軟性と「ワークライフバランス」が転職先決定の重要な要素

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン
ガイ・ハワード ディレクター

金融業界の採用需要は全般的に引き続き堅調です。投資銀行部門の採用活動はカバレッジを筆頭に活発で、リスクとコンプライアンス、ミドルオフィスでのオペレーションも引き続き活況な分野です。

多くの企業がESGに関連する知識と経験を持つアナリストと営業担当者を追加で採用しようとしているため、ESGにまつわる新たなポジションの採用も非常に活発です。

特定の需要のあるスキルに関しては、プロジェクトマネジメント/チェンジマネジメント、ビジネスプロセス改善が、ほとんどのポジションで引き続き評価されています。

過去数年にわたって着実に成長している別のトレンドとしては、ビッグデータを効果的に扱うことができる人材へのニーズが挙げられます。候補者がデータ分析の実践経験を持っているかどうかにかかわらず、PythonとSQLのスキルは常に職務経歴書で目を引くポイントとなっています。

関連する専門的な経験があり、競合他社で同様のポジションを見つけようとする候補者は一般的に需要が高く、大抵は複数のオファーを期待できます。特にアソシエイト、AVP、ジュニアVPレベルの人に当てはまります。

ただ多くの企業は承認を得てオファーを生成するのに時間がかかり、さらにオファーを出す際は候補者に速やかな決断を求めるため、比較できるかは多くの場合タイミングの問題です。

また、金融業界で働く人々の従来のモチベーションは、常にキャリアアップと高収入の可能性でしたが、現在では「在宅勤務」の柔軟性と「ワークライフバランス」が、多くの人々が転職を検討する最大の理由であり、どのオファーを受け入れるかを決定する重要な要素となっています。

人材不足が激化する中での優秀な人材の獲得競争において企業は、需要のあるスキルと業界経験をもつ候補者が競合他社から複数のオファーを受け取ることを想定しておく必要があります。そのため採用プロセスのスピードは、獲得競争に勝てるかを決定する最大の要因となる可能性があります。

エナジード
経営者JP

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