人材採用

インターンシップ・ワンデー仕事体験の参加率は8割超、「対面形式の方が多い」が前年比増

2024年卒学生のインターンシップ・ワンデー仕事体験の参加率は81.8%で前年に引き続き高水準となっていることが、マイナビ(東京・千代田、土屋芳明社長)が実施した「マイナビ2024年卒大学生広報活動開始前の活動調査」で明らかとなった。(文:日本人材ニュース編集部

インターンシップ・ワンデー仕事体験の参加率は8割超、「対面形式の方が多い」が前年比増

インターンシップ・ワンデー仕事体験に応募や申し込みをしたことがある学生の割合は89.3%(前年89.2%)、「インターンシップに参加したことがある」割合は81.8%(前年82.6%)となった。

平均応募社数は8.6社(前年8.6社)、平均参加社数は5.2社(前年5.0社)となった。参加率のみ前年より微減したが、前年同様の高い水準で推移している。

これまで参加したインターンシップの開催形式は、「WEB形式に参加した方が多い」の回答が69.6%と多かったが、前年比では9.9ポイント減少した。一方、「対面形式に参加したほうが多い」は17.1%で、前年比では6.3ポイント増加した。

インターンシップの近況についてマイナビでは「2024年卒に関しては、コロナ禍の行動制限が少なかったこともあり、インターンシップも対面が増えている」と指摘する。

【これまで参加したインターンシップ・ワンデー仕事体験の開催形式】
WEB形式に参加した方が多い 69.6%(前年79.5%)
WEB形式と対面形式のどちらも同じ数だけ参加した 13.2%(同9.6%)
対面形式に参加したほうが多い 17.1%(同10.8%)

インターンシップに参加しなかった学生に理由を聞いたところ、「学業を優先していたから」(18.8%)や「部活・サークル活動やアルバイトを優先していたから」(14.5%)などが挙がった。これについてマイナビでは「インターンシップの代わりに学生時代にしか経験できない活動に注力している」と分析する。

前年比で最も増えたのは「参加したい企業が対面でしか開催していなかったから」で、前年比9.4ポイント増の11.3%だった。

3月1日以降、何社にエントリーする予定か聞いたところ「10社未満」が40.2%で最も多く、平均社数は前年比1.5社減の14.7社となった。

【3月1日以降、何社にエントリーする予定か】
10社未満 40.2%(前年36.6%)
10~19社 32.0%(同31.3%)
20~29社 17.1%(同18.8%)
30~39社 7.2%(同8.5%)
40~49社 1.3%(同1.6%)
50社以上 2.1%(同3.2%)

インターンシップの参加社数別に平均エントリー予定社数をみると、インターンシップの参加社数が多い学生ほど、エントリー予定社数も多い傾向にあった。

調査は、2023年2月1~10日、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象にインターネット上のアンケートフォームで実施し、3235人の有効回答を得た。(文系男子639人、文系女子1411人、理系男子530人、理系女子655人)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。

その他の人材採用や人事関連の記事はこちら

【あわせて読みたい】

人事専門誌が評価する 新卒採用に強い人材コンサルティング会社&サービス

アクセスランキング

DAILY
WEEKLY
MONTHLY

ピックアップ

PAGE TOP