派遣社員の実稼動者数(月平均)が前年同期比107.8%となっていることが、日本人材派遣協会の労働者派遣事業統計調査で分かった。
2023年1~3月期の派遣社員の実稼動者数(月平均)は前年同期比107.8%の41万1877人で、前四半期平均より5327人増となった。
派遣社員の実稼動者数の前年同期比を地域別に見ると、北海道(105.8%)、東北(106.1%)、南関東(107.5%)、北関東・甲信(106.0%)、北陸(109.7%)、東海(110.1%)、近畿(107.2%)、中国(115.1%)、四国(105.2%)、九州(107.7%)となり、すべての地域で前年同期比が100%を上回っている。
業務別に見ると、情報処理システム開発(108.6%)、機器操作(100.3%)、財務(109.8%)、貿易(108.8%)、一般事務(108.5%)、営業(99.0%)、販売(105.2%)、製造(106.0%)、軽作業(104.5%)だった。
紹介予定派遣の実稼働者数(四半期平均)は前年同期比98.8%の2932人だった。
短期派遣(30日以内)の実労働者数(四半期平均)は前年同期比101.4%の8万4099人。
調査は、労働者派遣事業を行う全国の515事業所を対象に実施した。