渡航経験のある若手社員は5割超、海外コンテンツ利用者は4割超

若手社員の約56%が海外に渡航経験があり、海外コンテンツに接している人も4割を超えていることが、インサイトアカデミー(東京・港木、北村嘉章代表)が実施した若手社員のグローバルマインド調査で明らかとなった。

上場企業に勤務する22~27歳の会社員を対象に海外に渡航した経験はあるか聞くと、約46%が海外に「渡航経験がある(1年未満)」となった。インサイトアカデミーでは、「海外渡航をすることで、異文化に触れることや国際的な視野を広げることができるため、グローバルな関心を持つ若手社員が多いことがうかがえる」とした。

一方、渡航経験がない若手社員は約44%だった。インサイトアカデミーでは、「海外への渡航経験者の多くが短期間の滞在であり、長期間の渡航経験がある社員は比較的少ない傾向にある」と分析する。

【海外への渡航経験】
渡航経験がある(1年以上) 10%
渡航経験がある(1年未満) 46%
渡航経験がない       44%

海外コンテンツに接しているか聞くと、約46%の若手社員が海外コンテンツに接していることが明らかになった。この傾向についてインサイトアカデミーは「グローバル化が進む中で、国境を越えた情報交換や文化交流が容易になっていることに起因している」とした。

海外コンテンツをどのように視聴(利用)しているか聞くと、316人中119人が「OTTで英語圏の海外コンテンツ」を週1回以上視聴/確認していることがわかった。

【海外コンテンツをどのように視聴(利用)しているか】(複数回答、n=316)
OTTで英語圏の海外コンテンツを週1回以上視聴/確認している  119人
OTTで非英語圏の海外コンテンツを週1回以上視聴/確認している 112人
YouTubeで英語圏の海外コンテンツを週1回以上視聴/確認している 104人
YouTubeで非英語圏の海外コンテンツを週1回以上視聴/確認している 85人
テレビ、OTT、YouTubeの海外スポーツコンテンツを週1回以上視聴/確認している 41人
Webや書籍やニュースなど上記以外の海外コンテンツを週1回以上視聴/確認している 24人

また、Instagram・Twitter等のSNSで有名人/知人をフォロー、投稿を確認しているしている人は「英語圏」で316人中72人、「非英語圏」で316人中69人いた。

こうした若手社員の傾向についてインサイトアカデミーでは、「SNSを通じて海外の有名人や知人をフォローすることで、若手社員は世界中のトレンドや文化にアクセスし、海外コンテンツに触れる機会を増やしている」と指摘する。

今後についても、「国境を越えた文化交流がますます盛んになることが予想され、若手社員が海外のコンテンツに接する機会が増える」と分析する。

調査は、2023年1月19日~28日、上場企業に勤務する22~27歳の会社員を対象にオンラインにて実施し、550人の回答を得た。

その他の人材採用や人事関連の記事はこちら

【あわせて読みたい】

PAGE TOP