人材採用

2025年卒学生の9割弱はインターンシップに参加、過去最高値

2025年3月卒業予定の大学3年生、大学院1年生の89.5%がインターンシップ・仕事体験に参加していることが、マイナビ(東京・千代田、土屋芳明社長)が実施した「マイナビ 2025年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査~中間総括~」で明らかとなった。

新卒

10月時点でこれまでのインターンシップ・仕事体験に参加したことのある割合は前年比1.9ポイント増の89.5%で、2015年10月の調査開始以来、最も高い割合となった。平均参加社数は前年比0.3社増の6.0社だった。

【インターンシップ・仕事体験に参加経験ありの割合】
2025年卒 89.5%(平均参加社数 6.0社)
2024年卒 87.6%(同5.7社)
2023年卒 83.6%(同4.4社)
2022年卒 79.8%(同4.5社)
2021年卒 84.9%(同3.2社)
2020年卒 72.8%(同3.0社)

インターンシップ・仕事体験の選考(エントリーシートや面接)を受けたか聞くと、「受けたことがあり、1回以上は選考に落ちたことがある」が最多の57.4%で、「受けたことがあり、すべて通過した」(10.8%)とあわせると全体で68.2%がインターンシップ選考受験の経験者だった。

【インターンシップ・仕事体験の選考(エントリーシートや面接)を受けたことがあるか】
受けたことはない 31.8%
受けたことがあり、すべて通過した 10.8%
受けたことがあり、1回以上は選考に落ちたことがある 57.4%

今後参加したいインターンシップ・仕事体験の特徴を聞くと、最多は「複数日程のなかから参加日を選べる」の53.5%で、「対面形式で開催される」(51.6%)、「採用選考で有利になる」(50.6%)が続いた。

【今後参加したいインターンシップ・仕事体験の特徴】(一部抜粋)
複数日程のなかから参加日を選べる 53.5%
対面形式で開催される     51.6%
採用選考で有利になる     50.6%
冬期・春期休暇中に開催される 45.3%
交通費が支払われる      39.4%

また、インターンシップ・仕事体験への参加にあたって困っていることを聞くと、「参加する時間の余裕がない」が最も多く51.6%となった。

【インターンシップ・仕事体験への参加にあたって困っていることトップ5】
参加する時間の余裕がない 51.6%
応募しても選考で落ちてしまう 33.5%
プログラムのレベルに自分がついていけるか不安 27.9%
自分に合うプログラムがどれなのかが分からない 24.3%
ビジネスマナーに自信がない 21.5%

調査は、2025年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(1353人)を対象に実施した。

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