アンテロープキャリアコンサルティング
小倉 基弘 代表取締役
【PROFILE】上智大学法学部卒。日興證券(現SMBC日興証券)を経て90年、建築関連のビジネスを起業。約7年のベンチャー経営後、プロフェッショナルのキャリアデザインに関連するビジネス創造を目指して、人材エージェントにてコンサルタントを4年間経験。2002年、「野心と向上心を持ったプロフェッショナル」に対してチャレンジングな機会提供を行う目的でアンテロープキャリアコンサルティングを設立。投資銀行、プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタル、アセットマネジメント、不動産ファンド及びコンサルティングファームのフロント人材の長期的なキャリアデザインを支援している。07年アンテロープの共同創業者の増井慎二郎氏とオープンワーク(旧ヴォーカーズ)設立にも関わる。
アンテロープキャリアコンサルティング
山本 恵亮 取締役
【PROFILE】同志社大学商学部卒。大手人材サービス会社にて金融とIT業界を担当後、渡米。在米のコンサルティング会社で、人材採用支援、人事コンサルティング、そして新規事業の立ち上げを事業開発マネジャーとして推進し、北米での事業拡大に貢献。2004年4月アンテロープ参画、翌年同社取締役。PEファンド(バイアウト)を中心に、VC、M&A、コンサル、投資先企業の経営人材、また組織立ち上げ期におけるコアメンバー採用の支援も強み。1級キャリアコンサルティング技能士。
2023年12月15日に『コンサルが「次に目指す」PEファンドの世界』という書籍を出版しました。
当社は2002年の創業以来、プライベートエクイティ(PE)業界向けにフロント・ミドル人材の紹介を継続しています。一般的にPEはあまり知られていない業界であると思われます。しかし例えば、東芝の2兆円規模の非公開化、ベネッセのMBO、ビッグモーターの買収等、世間でも話題になっているこれらのニュースをご覧になった方は多いのではないでしょうか。こういった事象を実質的に動かしているのはPEなのです。
私たちは今回の書籍の中で、20年間の取引で得た、黒子ではあるが巨大なビジネスを牽引しているPE業界の仕事内容、キャリアパスについて解説しています。コンサルタント、IBバンカーをはじめとするプロフェッショナルたちが「次に目指す」最高峰の仕事、それがPEファンドであると私たちは考えています。
PEファンドは投資家から資金を集め、企業株式のマジョリティ(51%以上)を取得し、経営権を取り、経営改善、ガバナンス強化を実施し最終的に企業価値を上げて売却(もしくはIPO)することによってキャピタルゲインを得ることが仕事となります。
企業の経営権を取るということは資本家的立場になることも意味しており、投資家、投資先の経営者、従業員に対する大きな責任・影響力を持つ一方で大変やり甲斐のある仕事となります。
PEファンドの業界で活躍している人々は、どんな経歴を持ち、どのようなスキルを身につけたのか。そして、どんな方法でキャリアチェンジしてきたのか。こうした知識や情報を持っていないビジネスパーソンは、かなりいらっしゃいます。新卒の学生を採用しない業界のため、広く一般に情報が出回っていないせいかもしれません。
本書では、ハイエンド人材5万人の転職を支援した私たちが、この知られざるPEファンドの世界を明らかにします。業務内容、職位構造、報酬体系、選考基準、そして入社後のキャリアに至るまで、この1冊ですべてがわかります。
小倉基弘・山本恵亮 著
クロスメディア・パブリッシング
1,680円+税