パーソル総合研究所の「働く1万人の就業・成長定点調査 2025」によると、20代男性正社員の3割が、働く年齢は「50歳まで」と考えていることが明らかになった。

人生で何歳まで働きたいかを聞いたところ、20代男性正社員は「50歳まで」と答えた人の割合が、調査を開始した2017年の13.2%から2025年は31.3%まで増加した。
一方、20代女性正社員で「50歳まで」と答えた人の割合は、2017年の44.9%から2025年は39.2%まで減少している。
若手社員の早期リタイア志向は顕著に強まっているが、企業も経営環境に応じて人事戦略を常に見直しており、企業と働く人の関係は今後も刻々と変化していきそうだ。
新卒の初任給は上昇、氷河期世代はリストラの対象
「管理職になりたい」と回答した割合は、20代男性正社員、30代男性正社員、20代女性正社員、30代女性正社員のいずれも過去最低。
管理職の確保が多くの企業で課題に
また、勤務先以外での自己啓発活動を「とくに何も行っていない」と回答した20代正社員は、2021年から上昇が続き、2025年は5割を超えた。
調査を行ったパーソル総合研究所は、若手社員の意識変化について「出世やスキルアップを重視する従来型の価値観から、自分らしい働き方やウェルビーイングをより重視する価値観へのシフトがあるものと考えられます」と解説している。
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https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/spe/pgstop/pgs/