人材採用動向レポート

【新卒採用】競合が少ない地方のマッチングイベントにあえて出展する企業が増加

日本人材ニュース

リアライブ
鶴野 敬文 Vice President

2021年卒の新卒採用は若干の地域差はありますが、例年同様に早期化しています。3年生の春~夏シーズンから就職活動を始める学生の多くは、方向性を定めるべく能動的に業界や自己理解を深めたいというニーズが高く、成長意欲の旺盛な人材が目立ちます。

このような学生は早期からマッチングイベントやインターンシップに参加し、特定企業と相互理解度を高めた末に4年生になる前に内定承諾、活動を終了させる層も一定数存在します。

企業にとって早期に学生との接点を持つことは就業観の高い母集団形成の観点上非常に有効ですが、予め自社の採用ターゲットを能力面と価値観面とに分けて明確にする必要があります。ターゲットが明確でないと、せっかく接点を持っても自社にマッチした学生かどうか見極めることができません。

ターゲットが定まれば、ベンチャー志向、理系、開発系等、セグメント型イベントに出展することができ、より効率的な採用活動が行えます。競合が少ない地方のマッチングイベントにあえて出展する企業も増えています。

当社が行っている札幌、仙台、名古屋、福岡などのイベントへの出展は、東京本社の企業が大半を占めています。地域を限定せず、採用ターゲットに合った学生との接点が持てるイベントに早期から参加することも採用を成功させるポイントです。

学生と接点を持ち有効な母集団ができてからは、しっかりと学生をグリップし、離脱する学生を最低限に留める必要があります。そのためには、インターンシップ、説明会、選考会の内容を画一的なものではなく、会社および仕事の魅力、やりがいを体験型コンテンツ等で具体的に理解できるものにすべきです。

コミュニケーションツールも変化しており、メールへの返信が無く電話に出ないような学生が増えているため、学生からの返信率を向上するためにLINEの活用も有効でしょう。

今の採用担当者に必要なのは「営業力」です。いかに学生を惹き付け、見極め、採用しきるか、人事の力量が問われている局面だと考えます。

エナジード
経営者JP

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