人材育成

【新入社員の落とし穴】陥りやすい事態まとめ

新社会人として希望に満ちたスタートを切ったはずなのに、なぜか業務がうまくいかない。そんな悩みを抱えたことはありませんか? じつはその悩み、新入社員がよく陥る罠かもしれません。そんな人のために、新入社員が陥りやすい事態と、その解決方法をいくつかまとめてみました。

いつの間にか手段が目的になってしまう

新社会人として「仕事を通じて自己実現したい」「自己啓発でスキルアップしたい」「資格を積極的に取得したい」といった抱負を持っている人は、努力を重視する真面目なタイプ。でも、そんな人だからこそ陥りやすい罠があります。

目標に向かってコツコツと努力を重ねるのはいいのですが、スキルアップや資格取得そのものが目的となってしまっていませんか?

もちろん、努力がムダになるわけではありませんが、スキルや資格はあくまでビジネスのためのツールです。それを認識しておく必要があります。

また新入社員にとっては、仕事を通じて希望や夢が叶うのが理想ですが、仕事と自己啓発は異なります。ときには「仕事と自分磨きは別」と割り切ることも必要です。

ミスを恐れすぎては成長できない

大規模企業では、新入社員の研修にかなりの時間をかけているところがあります。そういった研修を受けた新入社員は、部署に配属されるころには、ひと通りの業務を理解していることでしょう。

ところが、研修で覚えたのはあくまで机上の論理。実際の業務にはさまざまなトラブルも起こります。ときには自分のミスで、先輩方に迷惑をかけたり、損失を出してしまったりということもあります。

トラブルやミスを恐れるあまり、指示されたことしかしなければ、いつまで経っても成長できません。責任のある仕事を任せてもらえることなど、夢のまた夢でしょう。

ひとつもミスをしない新入社員など存在しません。当然、会社側もそれを分かっています。

同じミスは二度と繰り返さないように注意しながらも、ミスやトラブルの中から学んでいくことで成長するんだと考えて、どんな業務でも前向きにぶつかっていってください。

必要な指示を仰ぐのをためらってしまう

業務で分からないことが出てきたとき、忙しくしている上司や先輩にアドバイスをもらうのを、「自分のために手間をとらせてしまっては申し訳ない」と考えてしまうことがあります。それで勝手に業務を進めてしまうと、思わぬ失敗につながることも。

新入社員なのですから、すべての業務を理解しているわけではないことくらい、上司や先輩方も分かっています。勝手に業務を進めるより、きちんと確認して確実に行うようにしましょう。

アドバイスをもらうときに「お忙しいところ消すみません。ここの部分なのですが……」というように、上司や先輩方を気遣うことができていれば十分です。

思い描いていた仕事と違う

誰しも学生のころ、新社会人となってバリバリ仕事をする自分の姿を思い描いていたことでしょう。

でも実際に入社してみると、自分がしている作業と、思い描いていた自分の姿との間にギャップを感じてしまうことがあります。

ひどくなると、「本当に自分はこの会社に必要な人材だろうか」と悩み、失意にうちひしがれてしまいます。そんな悩みを感じたときは、入社直後の自分を振り返ってみましょう。右も左もわからない状態から、少しずつでも仕事を覚えて成長してきたはずです。

さらに、自分が関わっている業務は最終的にどんな成果が上がるものなのか、会社にどんな利益を与えるのか、大きな流れで見てみましょう。

すると、少しずつ成長を続けていけば、やがてそのプロジェクトをリードするようなポジションに就けるかもしれないという希望が生まれ、モチベーションも上がってきます。

先輩社員も同じように悩んでいる?

仕事の中に潜む罠に陥るのは、新入社員に限ったことではありません。経験を積んだ先輩社員でも、新たなプロジェクトを始めたときは、とにかく目の前のことをこなすのに精一杯になるもの。

そして業務に慣れてくると、慣れてきたからこその悩みがでてくるのです。

まず、ビジネスとはそういうものだと割り切ること。そして、壁をどうやって乗り越えるのかを考えましょう。その乗り越えかたによって、自分が成長できるかがかかっています。

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