組織・人事

一番大切なのは何?コンサルタントが仕事で意識していること

自身のもっている専門知識を活用し、クライアントに対して客観的な経営アドバイスや対策案を提案する「コンサルタント」という仕事。企業の発展を支援するために意識するべきこととは何でしょうか。今回は、コンサルタントが仕事において意識していることを5つご紹介します。

①どんな場面にも大切な対人スキル

ビジネスにおいて、最終的に一番必要なのはコミュニケーションスキルであるといえます。コンサルタントの場合、普段接するのは企業の代表取締役社長や幹部など、社内で大きな権力を持っている層がほとんど。

自分よりも年上あるいはキャリアが長いクライアントから信用を得て、経営アドバイスを行わなければなりません。そのため、通常求められるコミュニケーションスキルよりもさらに高度な技術が必要なのです。

仕事上のどんなシーンでも、まずは相手との適切なコミュニケーションをはかることを意識する必要があります。

②上から目線はNG!常に平等な目線で会話を

コンサルタントの性質上、ついつい上から目線でアドバイスをしてしまったり、俯瞰しすぎた態度で接してしまったりしがち。しかし、それでは相手と意思疎通をはかることは難しいです。

クライアントは事業のプロフェッショナル、コンサルタントは事業を変革していくプロフェッショナルだといえます。それぞれの役割の違いを明らかにしつつ、お互いを支えあいリスペクトしあえば、より良い改善案が生まれやすくなるのです。

そのためにはまず、クライアントと同じ目線に立つことから意識してみましょう。

③先入観をもたず好奇心を忘れない挑戦力

企業のトップと互角に渡り合っていくためには、コンサルタントとしてのスキルを磨いていくことは必須条件といえます。しかしそれ以上に意識して取り組みたいのが、企業やビジネスに対する好奇心を持ち続けることです。

長年コンサルタントの仕事を続けていると、先入観にしばられ柔和な考え方がもてなくなる場合があります。そんなとき、一度先入観を捨ててフラットな状態で物事をみるようにしたり、細かいことにまで好奇心をめぐらせて取り組んだりすることを意識してみてください。クライアントでさえ気づけなかった、社内の新たな課題が見つかるかもしれません。

④過度な期待をコントロールすること

長い時間をかけて徐々に成果を積み重ねていくコンサルタントという仕事。目に見えないビジネスだからこそ意識しておきたいのが、クライアントからの過度な期待や過小な期待を避けることです。

このスキルに関しては、同じくコンサルタントをしている上司や先輩のなかで尊敬できる相手を見つけ、彼らの型を模倣することからはじめるのが良いでしょう。コンサルタントとして成功している人たちは、常にクライアントの期待値をコントロールし、最終的には期待値以上の成果を出しています。

まずはその方法を模倣し、徐々に自分自身の力に変えていくことが成功の秘訣です。

⑤プロフェッショナルであるという自覚

コンサルタントという仕事に最も大切なのは、プロフェッショナルであることに誇りをもつことだと言えます。

論理的に考えるスキルや幅広い知識、クライアントを観察する洞察力など、コンサルタントが学ぶべきスキルはたくさんあります。そのなかで何よりも一番意識したいのは、自分がプロであるという自覚。

企業の今後の経営状態を左右する重大なポジションに立っているからこそ、高いプロ意識とプライドをもって、目の前の課題に取り組んでいくことが大切なのです。

トップコンサルタントになるために

自分自身が商品であり武器でもある、コンサルティングの仕事。他のサービスのようにお試し購入や試食、試乗などができないからこそ、クライアントに心から信頼してもらえる人材になっていく必要があります。

企画の提案から報告、プロジェクトの質やアフターフォローまで、常にクライアントの立場に立って物事を考えること。自分自身も決して成長を止めず常に挑戦していく意識でいることが、トップコンサルタントになるためには大切なのです。

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