運動部の学生の7割超、就職活動で有利だと回答

運動部の学生の72.1%が就職活動で有利だと思うと回答していることが、マイナビ(東京・千代田、土屋芳明社長)が実施した「運動部学生の就職に関する意識調査」で明らかとなった。部活動を通して得たスキルは「礼儀・挨拶」が最多で82.5%にのぼった。

就職

就職活動を経験した運動部学生の72.1%が「運動部が就職活動で有利だと思う」と回答した。

【運動部学生は就職活動に有利だと思うか】
有利だと思う 37.0%
どちらかというと有利だと思う 35.1%
どちかともいえない 24.3%
どちらかというと不利だと思う 2.1%
不利だと思う 1.5%

実際に有利だと思うことについて聞くと、「OB・OGに相談が出来る」(51.4%)が最も多かった。また「部活内で情報共有ができる」(46.7%)、「監督やコーチからの紹介がある」(31.3%)なども上位に入り、部活動内で得たつながりを活かせることが有利だと考えているようだ。

就活に関する情報収集先では「学校のキャリアセンター」(46.7%)が最多となり、次いで「一般的な就職情報サイト」(36.0%)、「一般的な就職イベント」(24.6%)となった。「指導者(監督・コーチ)への人的ネットワーク」(19.8%)、「体育会系ナビなど、運動部学生向けの特設サイト」(17.4%)など、運動部学生ならではの情報収集も実施している。

【就活に関する情報収集先 トップ5】(複数回答)
学校のキャリアセンター 46.7%
一般的な就職情報サイト 36.0%
一般的な就職イベント  24.6%
指導者(監督・コーチ)への人的ネットワーク 19.8%
SNS          18.0%

部活動を通して得たスキルは「礼儀・挨拶」(82.5%)が最多となり、「コミュニケーション能力」(70.2%)、「上下関係の理解」(66.5%)が続いた。

【運動部の活動を通じて身についた強み】(複数回答)
礼儀・挨拶   82.5%
コミュニケーション能力 70.2%
上下関係の理解 66.5%
忍耐力     63.5%
チームワーク  62.9%
体力      62.2%
 
調査は、2023年9月25日~10月24日、2023年9月時点でUNIVAS加盟大学および加盟競技団体の運動部学生(学年問わず)を対象にWebで実施し、2499人の有効回答を得た。(内訳:大学1年790人、大学2年731人、大学3年577人、大学4年387人、修士・博士課程8人、短大6人)

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