2026年大卒求人倍率1.66倍、中小企業を希望する学生が3割減

リクルートワークス研究所の「ワークス大卒求人倍率調査」によると、2026年卒の求人倍率は1.66倍で前年から低下したことが分かった。求人総数が4年ぶりに減少に転じた。

日本人材ニュース

全国の民間企業の求人総数は76万5000人(前年比3万2000人減)で、求人総数が減少したのは2022年卒以来。一方、学生の民間企業就職希望者数は46万1000万人(6000人増)で、3年連続で増加。

求人総数が就職希望者数を30万4000人上回り、2026年卒(2026年3月卒業予定の大学生・大学院生)の求人倍率は1.66倍。2025年卒の1.75倍から0.09ポイント低下した。求人倍率が低下したのは2022年卒以来。

求人倍率を従業員規模別に見ると、300人未満8.98倍、300~999人1.43倍、1000~4999人1.05倍、5000人以上0.34倍。300人未満企業の8.98倍は、2019年卒の9.91倍に次ぐ高い水準。

300人未満企業は求人総数の減少(前年比7.9%減)以上に、就職希望者数が減少(前年比33.3%減)している。

求人倍率を業種別に見ると、建設業8.55倍、製造業2.33倍、流通業8.77倍、金融業0.21倍、情報通信業0.28倍、サービス業0.41倍。流通業は前年の16.21倍から大幅に低下した。

流通業は求人総数が減少(前年比8.6%減)する一方、就職希望者数が増加(前年比68.9%増)している。

「ワークス大卒求人倍率調査」の詳細はこちら
https://www.works-i.com/surveys/report/250424_recruitment_saiyo_ratio.html

【関連記事】

▼人事専門誌「日本人材ニュース」はこちらでお読みいただけます

PAGE TOP