【著者が語る】採用マーケティングの教科書

草深 悠介

ダトラ
草深 悠介 代表取締役社長

【PROFILE】2004年リクルートに入社し、ブライダル事業に従事。その後、ユニクエスト・オンラインに入社し、主事業である「小さなお葬式」の取締役として事業責任者に就任。2013年12月の退任までに取扱件数の増加に寄与しつつ周辺ビジネスの事業を立ち上げ収益化に成功。2014年2月にダトラを創業。WEBマーケティングによる販売促進支援と採用支援を開始。中高年向け転職支援サービス「FROM40」やSaaS型採用マーケティングツール「トルー」などWEBマーケティングの知見を活用したサービスを提供。2020年4月よりYahoo!特別認定パートナー。

テクノロジーを活かし、時代に左右されない「採用の土台」を築く

労働人口の減少が加速する今、人材採用は人事部の一業務という枠を超え、企業の存続を左右する最優先の経営課題となりました。

その重要性が高まるにつれ、採用現場ではAIの活用やSNS運用、ダイレクトリクルーティングといった新たなテクノロジーや手法が次々と導入されています。これらは現代の採用において欠かせない武器であり、現場の努力を支える大切な要素です。

しかし、手法が多様化し、進化のスピードが速まっているからこそ、一つの課題が浮き彫りになっています。それは、個別の「手法(How)」を使いこなすことに意識が向き、その根底にある「戦略(Why/Who)」が揺らいでしまうことです。

新しい技術やトレンドは非常に強力ですが、それらを自社の文脈に合わせて最適化できなければ一時的な成果に留まり、組織の中に普遍的な知見として蓄積されません。

変化の激しい時代だからこそ、私は「テクノロジーや手法の変化に左右されない、変わらないこと」にこそ、採用の本質があると考えています。

採用マーケティングとは、単なる集客の技術ではなく、「自社が誰に、どのような価値を提供し、どう心を通わせるか」という普遍的な設計図です。

本書を執筆した背景には、この「変わらない本質」を体系立てて伝え、日々アップデートされる最新手法をより効果的に使いこなすための「土台」を提供したいという強い思いがありました。

ノウハウが属人化し、外部(人材エージェントやRPO)への依存度が高まりがちな現状において、組織に必要なのは、経営層から新任担当者までが立ち戻れる「共通の原理原則」です。

あえて「教科書」というタイトルを選んだのは、トレンドを追いかける前の確固たる指針として活用していただきたかったからです。

テクノロジーの進化は、私たちの可能性を広げてくれます。本書を通じて、どれほど時代が変わっても揺るがない「選ばれるための戦略」を手にし、最新の手法を最大限に活かしながら、自社の未来を切り拓く採用を実現していただくことを願っています。

採用マーケティングの教科書

草深悠介 著
クロスメディア・パブリッシング
1,700円+税

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