【著者が語る】1万人を面接してわかった 上位5%で辞めない人財を採る方法77

リード・イノベーション

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礒谷 幸始 代表取締役

採用にブレイクスルーを起こしたければ、「どのようにすれば、学生の名刺1枚から無数のエントリー母集団をつくれる採用チームができるだろうか」の問題解決を行うとともに、いかにキラキラした目をした既存社員ばかりの会社になるかがポイントです。

昨今、日本の中小企業は採用苦戦の時代で、稀に見る人材不足による奪い合いが続いています。新卒学生の求人倍率は1.88倍でありながらも多くの学生は大手思考と言われています。しかし、一方一部のアンテナ感度の高い学生はベンチャー企業を意図して選択します。そんな学生たちが口を揃えていうのは、「最短で成長したい」です。

今、日本の中小企業がどうやってこのような人材を採用できるのかに注目が集まっています。HRテック系のサービスや、沢山の新卒採用支援サービスが出てきていますが、どのサービスで母集団をつくろうが、最後は人と人のつながりが採用における勝敗を分けます。

学生は、人事だけでなく一緒に働く上司、先輩などがどんな目をして働いているか、目の前の仕事にワクワクし、就職活動をしていた頃より未来の可能性を見ているか、に注目しています。

入社後に辞める人材に問題を置いている世界から、可能性のある人材が活躍できずに辞めてしまうような私たちの環境や文化に問題をおく世界へとシフトさせましょう。面白い会社とは何か、社員の人生にとってこの会社で働く価値とは何か、どのようにすれば本当に辞めない上位5%の人材が採れ、成果を発揮し事業成長が加速するだろうかを考える必要があります。

当社クライアントの何社かは、これらの疑問文と真摯に向き合い問題解決をし、採用が今までとは比べものにならないほどうまく行き始めている会社があります。これを機にこれらの本質的な問題と向き合い、既存社員が皆キラキラした目で働く会社をつくる。私も1企業の経営者です。そんな志を持つ経営者でいましょう。

リード・イノベーション

礒谷幸始 著
プレジデント社、1,500円+税

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