承認欲求

承認欲求とは、他者からほめられたい・認められたい、自分の存在価値をだれかに認められたい、という欲求、願望のことをいいます。承認欲求は大人から子どもまでだれもが持つ欲求であり、人間らしい欲求のひとつです。

承認欲求はアメリカの心理学者アブラハム・マズローによって提唱され、ピラミッド型の「マズローの欲求5段階説」で知られています。「人間の欲求は5段階に分けられ、1つ下の欲求が満たされると、人は次の欲求を求めようとする」という理論です。

5.自己実現欲求・・自分が求める自分になりたい欲求
4.承認欲求・・他者から認められたい欲求
3.社会的欲求・・「愛情と所属の欲求」といわれ、集団にいたい・仲間や恋人が欲しい欲求
2.安全の欲求・・安心安全でありたい、経済的・身体的な安全を求める欲求
1.生理的欲求・・生きていくために必要な、食欲・排泄欲・睡眠欲などの欲求

承認欲求は「他者承認欲求」と「自己承認欲求」の2つに区別されます。他者承認欲求は、他者から尊敬されたい、評価されたいという欲求です。他者承認欲求を求めすぎると人間関係にトラブルが生じ、自分を見失うこともあるため、ネガティブな承認欲求といえます。 一方自己承認欲求は、自分で自分を認めたい欲求です。「自分ならもっとできるはず」と自分を鼓舞できるため、能力や自己肯定感を高められるポジティブな承認欲求といえます。

社会人にとって承認欲求は、仕事へのモチベーションを上げるため、人間関係を深めるために必要不可欠な要素です。しかし過剰な承認欲求は逆にモチベーションを下げてしまい、人間関係を悪化させてしまうこともあります。

承認欲求が高い人は、人から褒められたいという気持ちが強く、他者に認められるために一生懸命に取り組むのが特徴です。成果を出しやすい傾向にあるのはメリットですが、頑張りを認めてもらえなかったときに、モチベーションが下がります。また他者からの賞賛を得るために、自慢話をして煙たがられてしまう場合もあります。

他者から認めてもらいたいという「他者承認欲求」が強い人は、自分で自分を認めたいと考える「自己承認欲求」に目を向けてみましょう。他人からの承認に依存しすぎてしまうと、ときに心を病んでしまうこともあります。承認欲求はだれもが持つ欲求とポジティブに捉え、社会生活に活かしましょう。

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