忘年会・新年会「実施予定率」は54.4%

新型コロナウィルス感染症が5類に移行してから、初めての年末年始となる今シーズンの忘・新年会実施予定率は54.4%にとどまることが、東京商工リサーチの2023年「忘・新年会に関するアンケート」調査で明らかとなった。「コロナ禍前は実施していたが、今回は実施しない」は約2割に上った。

コロナ禍前(2019年末の「忘年会」、または2020年初の「新年会」)と比較して、2023年末の「忘年会」、または2024年初の「新年会」を開催するか聞くと、最多は「コロナ禍前も実施しており、今回も実施する」の36.2%。また、「コロナ禍前は実施していなかったが、今回は実施する」は18.2%で、これを合わせた今シーズンに忘・新年会を「実施する」は54.4%と、かろうじて過半数を超えた。

一方、「コロナ禍前は実施しておらず、今回も実施しない」は23.6%、「コロナ禍前は実施していたが、今回は実施しない」は21.8%で、今シーズンは「実施しない」は45.5%だった。

規模別では、大企業の「実施する」は57.8%、中小企業は53.9%だった。

【忘・新年会の開催】
コロナ禍前も実施しており、今回も実施する 36.2%
コロナ禍前は実施していなかったが、今回は実施する 18.2%
コロナ禍前は実施していたが、今回は実施しない 21.8%
コロナ禍前は実施しておらず、今回も実施しない 23.6%

「コロナ禍前も今回も実施する」と回答した人を対象に、実施する理由を聞くと、最多は「従業員の親睦を図るため」の87.0%となった。次いで多かったのは「従業員の士気向上のため」が53.2%と半数を超えた。

過去の流れを踏襲する「会社の定番行事のため」は31.9%(548社)と3分の1に満たず、東京商工リサーチでは「時代の変化がうかがえる」とした。
 
規模別では、「従業員の士気向上のため」と「会社の定番行事のため」が、大企業より中小企業が高かった。

「コロナ禍前は実施、今回は実施しない」と回答したを対象に、実施しない理由を聞くと、最多は「開催ニーズが高くないため」の53.8%となった。次いで「参加に抵抗感を示す従業員が増えたため」の42.2%だった。

規模別では、開催ニーズや従業員の抵抗感を挙げる割合は、中小企業より大企業が高かった。一方、費用面を理由とする割合は中小企業が高かった。

東京商工リサーチでは「“コロナ禍前も今回も実施する”企業の9割近くが“従業員の親睦”を挙げたが、社員の意識の変化もあり、忘・新年会を親睦の行事とするのは早晩限界を迎えそうだ」と指摘する。

調査は、2023年10月2日~10日、企業を対象にインターネットによるアンケート調査を実施し、4747社の有効回答を集計、分析した。
資本金1億円以上を大企業、1億円未満(個人企業等を含む)を中小企業と定義した。

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