10月の完全失業率2.5%、正規雇用は前年同月比3万人減

総務省が発表した労働力調査(速報)によると、10月の完全失業率(季節調整値)は前月から0.1ポイント減少して2.5%だった。

日本人材ニュース

男女別の完全失業率は、男性が2.6%で前月から0.2ポイント減少、女性は2.5%で前月から0.2ポイント増加となった。

完全失業者数は175万人(前年同月比3万人減)で、2カ月連続の減少となった。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合による離職」は23万人(前年同月比4万人減)、「自発的な離職(自己都合)」は81万人(同11万人増)、「新たに求職」は45万人(同6万人減)だった。

就業者数は6771万人(前年同月比16万人増)で、15カ月連続の増加となった。就業者数のうち雇用者数は6089万人(同8万人増)。

就業者数の前年同月比を産業別に見ると、宿泊業,飲食サービス業(18万人増)、情報通信業(8万人増)、学術研究,専門・技術サービス業(5万人増)などが増加し、教育,学習支援業(17万人減)、建設業(6万人減)、運輸業,郵便業(4万人減)、医療,福祉(4万人減)などが減少した。

正規雇用は3611万人(前年同月比3万人減)で3カ月ぶりの減少。非正規雇用は2140万人(同24万人増)で2カ月連続の増加となった。

非正規雇用の内訳は、パート1018万人(前年同月比11万人減)、アルバイト482万人(同31万人増)、労働者派遣事業所の派遣社員159人(同14万人増)、契約社員282万人(同6万人減)、嘱託113万人(同4万人減)、その他85万人(同増減なし)。

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