40歳の悩みは「給与が低い」、6割が年収500万円に届かず

人材サービスのヒューマンホールディングスが、40歳の働く人を対象に実施した調査によると、仕事の悩みは「給与が低い」が最多だった。20代の時には年収500万円を超えると想定していた人が多かったものの、届いていない人が6割となっている。

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「現在の仕事に就いて満足しているか」を聞いたところ、「非常に満足(8.1%)」、「どちらかといえば満足(50.1%)」、「どちらかといえば不満(29.6%)」、「非常に不満(12.2%)」となった。

「仕事に関する悩み」(複数回答)は「給与が低い(35.6%)」が最多。次いで、「モチベーションが上がらない」(22.9%)、「昇給が見込めない」(22.5%)が続いた。

40歳時点の年収額に関して、20代の時の想定額は「500~600万円未満(25.8%)」、現在の年収額は「300~400万円未満(21.9%)」が最も多い。現在の年収が500万円に達していない人が60.6%となっている。

40歳の年収額

20代のときの想定現在
100万円未満0.6%0.0%
100~200万円未満1.4%6.3%
200~300万円未満4.3%16.6%
300~400万円未満11.2%21.9%
400~500万円未満19.8%15.8%
500~600万円未満25.8%16.1%
600~700万円未満12.7%8.1%
700~800万円未満11.5%6.8%
800~900万円未満4.6%3.0%
900~1000万円未満2.8%1.7%
1000~1500万円未満3.8%2.6%
1500~2000万円未満0.5%0.8%
2000万円以上1.0%0.3%

転職については、「現在転職をしたいと思っている(17.0%)」、「機会があれば転職したいと思っている(43.0%)」と回答し、6割の人が転職の意向を持っている。

「40 歳までに習得しておくべきスキル」(複数回答)を聞いたところ、「コミュニケーション(33.9%)」、「デジタル・IT(30.7%)」、「語学(21.4%)」が上位に挙がった。

「リスキリングに取り組んだことがある」人は23.2%。「リスキリングに取り組む上で足かせになっているもの」(複数回答)は、「仕事の忙しさ(26.8%)」と「金銭の不足(26.6%)」を挙げた人が多かった。

「40歳のキャリア実態と『なりたい自分』意識調査2025」の詳細はこちら
https://www.athuman.com/news/2025/23181/

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