経営者JP
井上 和幸 代表取締役社長
【PROFILE】早稲田大学卒業後、リクルート入社。人材開発部等を経て、2000年に人材コンサルティング会社に転職、取締役就任。リクルートエグゼクティブエージェントにてマネージングディレクターを歴任後、2010年に経営者JPを設立。著書に『ずるいマネジメント』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『係長・主任のルール』(明日香出版社)等がある。取材・コメント・出演実績として、「日本経済新聞」「朝日新聞」「読売新聞」「週刊東洋経済」「プレジデント」その他業界誌等多数。
昨今のリーダー人材・経営人材不足は、より一層深刻なものとなっている。当社調査「経営人材ニーズに関する調査2011」においても、予想以上のマネジメント人材の不足感と自社幹部層のリーダーシップ欠如に対する、各社経営トップからの悲鳴にも近い切実な声が聞こえている。
本書では、私がエグゼクティブサーチや各種コンサルティングに携わる中で見てきた“成功する経営者やリーダー”に共通する考え方、行動、習慣や癖といった「成功法則」を紹介している。
出版社からは「この厳しい時代、多くのビジネスパーソンが賃金カットなどに泣いているときに、年収を上げ続ける人とは、一体、どのような人たちなのか」を明らかにして欲しいと依頼された。
「年収を上げる」ことをフックにしているが、小手先のテクニックではなく、長期的な視点で人間力のあるリーダーとなるためのきっかけと具体的なヒントを、若い世代の方々にも分かり易くご紹介することを心掛けた。それが最終的に成功する秘訣だからである。
具体的には、「経営者力の5つの力」「SOS(シンプル/オープン/スピード)」「3K(覚悟/根性/志)」「JFK(情熱/フットワーク/規律)」等を実例を交えて紹介した。また、私達の人物評価がそもそもどう定まり広まるのかというメカニズムにも触れ、「人物コンテンツ力=お値打ち人材and/orお墨付き人材」「人物情報流通力」等もご紹介しているので、詳しくはぜひ本書をご参照頂きたい。
本書がリーダー・経営者を目指す皆様の、またその育成に携わる人事責任者の方々へのヒントとエールとなれば幸いだ。一人でも多くの志高き経営者やリーダーが育ち、現れ、明日の企業を担い、強く豊かな日本を築いて頂けることを心から願っている。
井上和幸 著
サンマーク出版、1470円