【著者が語る】あたりまえだけどなかなかできない 係長・主任のルール

経営者JP

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井上 和幸 代表取締役社長・CEO

【PROFILE】早稲田大学卒業後、リクルート入社。人材開発部等を経て、2000年に人材コンサルティング会社に転職、取締役就任。リクルートエグゼクティブエージェントにてマネージングディレクターを歴任後、2010年に経営者JPを設立。著書に『ずるいマネジメント』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『係長・主任のルール』(明日香出版社)等がある。取材・コメント・出演実績として、「日本経済新聞」「朝日新聞」「読売新聞」「週刊東洋経済」「プレジデント」その他業界誌等多数。

私はこの10年間、経営者やリーダーの人たちのキャリア、転職の支援を中心に活動してきました。その層の方々およそ6000人以上と会いましたが、成功している人、残念ながらうまくいっていない人がいます。

その違いは何なのか。客観的に経営者、リーダー層のキャリアを見てきて分かったのは、彼らの仕事人生の9割は、30歳前後~30代半ばまでの主任・係長時代で決定づけられているということです。

長い仕事人生、誰しも必ず山谷があるものですが、好調不調に関わらず、成功している人たちは等しく、その土台を主任・係長時代に築きあげています。

今回、そのターニングポイントとなり得るものを、可能な限り洗い出してみました。一般的な類書に触れられているようなことはなるべく割愛し、実際にその後経営者やリーダーとして活躍している人の共通項、特長や取り組んでいる具体的なことに絞り100項目挙げています。

学者やコンサルタントが唱える理論やべき論ではなく、あくまでも企業組織のリーダーとして今後活躍するための具体的な動き方・あり方、「ここが重点ポイントになる!」と痛感している点を多くの実例から紹介しています。

自分自身がどんなワークスタイルであると効果的なのか、組織・会社、上司・部下との関係をどう良好なものとするのか、キャリアについて、また、ツキ・運というテーマにも、このジャンルの書籍としては珍しくボリュームを割いて言及しています。

現在、深刻さを増すリーダー人材の不足。経営者JP社では「豊かで力強い日本経済や社会づくりの一翼を担う、志高き経営者・リーダー」の育成と輩出に取り組んでいます。

リーダーとしてデビューした人も、また若手リーダーの上司である人も自身のこれまでの5年、10年を振り返りながら、今後のキャリアをどう展開するかについて考えるきっかけになればと願っています。

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井上和幸 著
明日香出版社、1470円

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井上和幸

経営者JP 代表取締役社長・CEO/早稲田大学卒業後、リクルート入社。人材開発部等を経て、2000年に人材コンサルティング会社に転職、取締役就任。リクルートエグゼクティブエージェントにてマネージングディレクターを歴任後、2010年に経営者JPを設立。著書に『ずるいマネジメント』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『係長・主任のルール』(明日香出版社)等がある。取材・コメント・出演実績として、「日本経済新聞」「朝日新聞」「読売新聞」「週刊東洋経済」「プレジデント」その他業界誌等多数。

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