【IT分野の中途採用】「テクノロジー×営業」など、掛け合わせの能力を求めるニーズが拡大

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デジマージョブ
菊地 光明 代表取締役

IT分野の求人は、特にデジタルマーケティング、アドテクノロジー、マーケティングテクノロジーといった最先端分野で需要が高まり、セールス、データサイエンティスト、エンジニアなどの職種で急増しています。

AI、ビッグデータ、IoT、ブロックチェーンなど、新しいテクノロジーを活用したビジネスへの新規参入は日系、外資系を問わず継続し、従来からのプレーヤーも事業拡大を目指しており、事業活動のPDCAを実現できるスキルと経験を持つ人材は奪い合いです。

特に「テクノロジー×営業」「データ×クリエイティブ」などの掛け合わせの能力を求めるニーズが拡大し、さらに外資系に加え、海外展開を目指す日系ベンチャーも英語力を必要としており、候補者は枯渇しています。

経営幹部層や転職市場では見つからないポジションに関しては、ピンポイントでヘッドハンティングを依頼されることも多くなっています。

例年通り8月は求職者の転職活動はやや鈍化しましたが、9月以降は活発です。候補者に有利な環境ですので、年収やポジションの好条件、スキルアップなどを狙う相談が目立ちます。最近の傾向では「働き方改革」も影響しているのかもしれませんが、ワークライフバランスを重視する候補者が増えつつあるように感じています。

高い目標を達成するために相当の残業をこなしている人が依然として多い現状だとは思いますが、働き方改革に取り組む企業が今後増えることによって、より効率的に価値を生み出す働き方や職場を希望する候補者が増加してくるかもしれません。

今後効果的に採用を成功させるに当たり、採用担当者にもマーケティング視点が求められていくと思います。自社の強み、競合との違い、今後の事業戦略といった点を深く理解して、人材紹介会社や候補者に対して自社の魅力を的確に伝えることが、他社との差別化には重要となります。

採用を成功させるためには、採用担当者も1人の「マーケター」であることを十分に理解して活動することが必要です。

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