エンプロイアビリティとは、employ(雇用する)とability(能力)を組み合わせた言葉で、個人が雇用される能力、または、継続して雇用される能力のことです。他社へ転職できる能力と言い換えることもできます。
エンプロイアビリティに含まれる能力には、知識や技能のほか、対人関係の構築力や思考力、仕事への取組み姿勢など様々なものがあります。エンプロイアビリティが高いほど、企業に雇いたいと思わせることができます。
エンプロイアビリティは、終身雇用が保証された状況であればさほど重要な考えではありませんでした。しかし、人材の雇用が多様化した近年では、様々な職場で通用する能力としてなくてはならないものになったことで、注目を集めています。
企業にとっては、エンプロイアビリティの高い人材を雇用することで、様々な場面に対等することができるなど、メリットがあります。しかし、エンプロイアビリティの高い人材は、スキルアップを目指し転職する可能性もあります。企業には、そのような人材に定着してもらうための努力が必要となるでしょう。