エンゲージメント

エンゲージメントとは、人と人との結びつきや関係性を意味する言葉です。婚約指輪のことをエンゲージメントリングと呼びますが、2人が婚約関係を結んでいることを示すものです。ビジネスシーンにおけるエンゲージメントは、マーケティングなどで企業と顧客の関係性を把握する際に使われ、人事領域などでは会社と従業員の関係性を強固にしたいときに検討される項目になります。

人事領域において従業員とのエンゲージメントが注目されている理由としては、人材の流出や流入が活動的になってきた時代背景がある点や、人の価値観が多様化する中でより個人にフォーカスした従業員ケアが求められている点があげられます。

大企業からも終身雇用の終焉が告げられる現代において、人材はより快適な職場を求めて流動的になりました。自社で長く働いてもらうためには、条件だけでなく人とのつながりを感じられる職場作りが必要になっています。また、インターネットやSNSの普及で働き方に対するさまざまな価値観が生まれており、給料をもらう従業員は会社のために働くこと、という一方的な価値観は受け入れづらい世の中になりました。企業と従業員との関係が対等で、双方向の信頼関係が生まれるように、企業としては従業員に仕事のやりがいや自社で働く安心感を感じてもらえる施策を講じていくことが大切です。

企業と従業員とのエンゲージメントを高めることで得られるメリットは、定着率や生産性の向上、採用の効率化などがあります。従業員との関係性が強固となり愛着を持ってもらえれば、長く働く従業員が増え定着率が向上します。従業員が仕事にやりがいを感じて主体的に取り組んでくれるようになれば、会社の生産性が高まり業績向上へもつながることでしょう。また、定着率が上がり業績も向上すれば良い評判となり、優秀な人材を集めやすくなるため、エンゲージメントを高めることでビジネスの好循環を生み出せるはずです。

従業員とのエンゲージメントを高める具体的なステップとしては、従業員が会社に対して抱いている不満などの現状を把握し、目標を一致させるために企業の考え方を浸透させ、信頼関係を構築するために社内コミュニケーションの充実をはかることです。

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