社外取締役役割

社外取締役役割には、会社の経営に対して、経営者の行動と企業利益について監督し、客観的立場から助言することがあります。

社外取締役とは、社内の従業員が就任することや、社内に雇用する方法ではなく、社外の人を招いて就任してもらう取締役です。

社外取締役はあくまで第三者的立場にたって意見を述べることにあり、社内の親族関係や資本関係、商業関係といった複雑なしがらみがないため、余計なことに配慮する必要がありません。利害関係がおよばず、忖度や遠慮なく意見ができます。

社外取締役役割には、1.取締役会への参加、2.コーポレートガバナンスの強化、3.株主と経営陣のつなぎ役、4.経営助言、主に4つがあります。

1.取締役会への参加:社外取締役にとっての大切な役割です。取締役会には社内取締役とともに会議に出席する必要があります。

2.コーポレートガバナンスの強化:コーポレートガバナンスとは、企業は経営者のものではなく資本提供している株主によって成り立っているという理念のもと、企業経営を監視する仕組みのことをいいます。企業の食品偽装や粉飾決算といった不祥事、不祥事による経営悪化を防ぐため、健全な経営や法令遵守を目指すことは当然のこととなっています。

3.株主と経営陣のつなぎ:株主の意見を企業経営に反映する必要がありますが、経営層の判断だけでは偏りが生じる可能性があり、株主側の利益が損なわれるリスクがあります。そのため社外取締役役割として、株主の意見を冷静に経営層に伝え、企業経営に反映させる役割があります。

4.経営助言:経営に関しての自らの知見で、企業に対して意見することが求められます。経営戦略の立案や経営判断は、社内取締役が主体性をもって執り行うため、社外取締役が執り行うことはありません。しかし社外取締役は、市場の動向などや専門的知識の観点から、企業の維持成長のために、経営戦略の材料となる助言をします。社内の経営層では気づき得なかった新鮮な意見が求められるでしょう。

上場企業は、社外取締役を選任することが法律で義務づけられています。上場を目指す企業においても、社外取締役の選任を検討しておく必要があります。

社外取締役は、コーポレートガバナンスの強化に加え、企業成長を目指すため新しい視点や気づきを与える重要な役割をもっているのです。

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