「仕事の話はできるけれど、雑談になると一言も出てこない」「TPOに合わせた会話ができない」などコミュニケーションに関する悩みを抱えていませんか。もしかしたらあなたはコミュニケーション障害(コミュ障)かもしれません。
コミュ障になる原因とは?
「コミュニケーションが取れない……」と言っても程度は人それぞれ。まったく会話できず仕事や日常生活に支障を来す人もいれば、友達が多いほうで、彼氏や彼女がいるにもかかわらず、コミュ障だと思い込んでいる人もいます。
コミュ障は、「身体的または精神的な不利を抱えコミュニケーションが取れない状態」のことを指します。
大半の人は、おそらくこうした不利は抱えていないはず。したがって、コミュ障とは言えないかもしれません。
コミュ障診断チェックリスト
もし、自分がコミュ障かもしれないと悩んでいるなら、以下の項目をセルフチェックしてください。
1.仕事の話はできるが、休憩時間に雑談できない。
2.人見知りで相手によって話せなくなる。
3.どもりがちで言葉スムースに出てこない。
4.口下手である。
5.文章だと理解できるが、会話だと難しくなる。
6.一人でいるほうが落ち着く。
7.会話しているときに人と目を合わせられない。
8.好き嫌いが激しく、嫌いなことはやりたくない。
9.機転が利かず、状況に応じた行動が取れない。
10.外出が億劫であまり出歩かない。
11.引きこもり状態になっている。
以上の項目のうち、3つ以上あてはまる項目があれば、あなたはコミュ障かもしれません。
コミュ障は神経症と似ている?
1.雑談恐怖症
仕事の話はできるけれど、雑談になった途端に黙り込んでしまう。コミュ障の典型的な症状ですが、神経症で古くから見られるものです。
2.吃音症
スピーチや電話などの初めの言葉でつまづいてしまう症状のことです。
3.正視恐怖
会話中に人の目を見ることができない状態のことです。
4.人見知り
対人恐怖症の一種と言えるでしょう。
5.男性(もしくは女性)恐怖症
同年代の男(女)とうまく会話できないことを指します。
コミュ障を治すには?
コミュ障で悩んでいるなら、一度神経科への通院をおススメします。
神経科では、コミュ障診断を医学的な観点から行っており、患者それぞれに応じた治療についてアドバイスを受けることができます。