さまざまな人事施策をスピーディーに実践して組織力を強化するためには、自社に適した支援サービスをうまく活用していく必要がある。そこで、最近発表された人材の採用・定着・育成に役立つ多くのサービスの中から日本人材ニュース編集部がピックアップして紹介する(文:日本人材ニュース編集部)
大学院生の能力診断でキャリア・採用支援【アカリク】
アカリクが4月に提供を開始した、大学院生のための自己分析ツール「アカリク診断」の利用者が5000人を突破した。60の質問に回答すると、環境適合力、計画遂行力、探究分析力などが分析でき、「アカデミックキャリア」「ビジネスキャリア」「ライフキャリア」のカテゴリで能力を数値化する。利用者の8割以上が修士・博士課程在籍中で、ほとんどが研究に従事しているという特性から、知識や情報を取り入れ課題を解決する力である探求分析力が高い傾向が見られる。
創業50周年記念事業を開始【マイナビ】
マイナビは、8月15日に創業50周年を迎える。2022年9月に策定した「一人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界をつくる。」というパーパスの認知向上のための記念事業として、多様な価値観を表現したカラーリングの新しいロゴを制作したほか、パーパスを体現する社員の姿や記念事業を多くの人に知ってもらうためのメディア「マイナビジョン」を開設する。パーパスを表現したTVCMも7月19日から全国で放送している。
「The Goal」題材のオンライン英語講座を開講【ポリグロッツ】
ポリグロッツは、ビジネス書「The Goal」を題材にしたオンライン英語講座を開講した。「The Goal」は、製造業の組織マネジメントをテーマとした累計125万部のベストセラービジネス小説。全4回のオンライン英語講座では「The Goal」の英語アニメ版を活用し、役に立つストーリでの英語表現の習得、英語学習に必要な「英語力」「トレーニング力」「英語ができるマインド」「習慣力」「環境力」を鍛えることができる。
APAC・インドで人材紹介を強化【パーソルキャリア】
パーソルキャリアとPERSOLKELLYは、APAC11地域(シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシア、中国、香港、台湾、韓国、オーストラリア)に加え、インドでも二国間の人材紹介事業を開始した。パーソルキャリアが在日本企業の採用ニーズの顕在化と人材の要件定義を行い、PERSOLKELLYがAPAC各拠点で転職希望者のスキルなどをヒアリングしてマッチング。パーソルキャリアが企業へ在APAC地域の転職希望者を紹介する。
AIでリアルな会話型学習・トレーニングを実現【ユームテクノロジージャパン】
ユームテクノロジージャパンは、AI学習プラットフォーム「UMU」を活用した会話型学習・トレーニングサービス「UMUチャットボット」を開始した。営業活動や上司・部下の面談での効果的な質問スキルをチャットボットに読み込ませて場面・シーン設定することで、リアルな対話トレーニングが可能。スクリプトをそのまま学ぶのではなく、応用が効くようにチャットボットで何度もAI相手に実践することで、求められる対応や質問の型を身につけられる。
eラーニングで社会人基礎力を解説【リスクモンスター】
リスクモンスターは、eラーニング「要点がわかる!社会人基礎力」の提供を研修サービス「サイバックスUniv.」で開始した。経産省が提唱する「社会人基礎力」の全体像を理解した上で、3つの能力(前に踏み出す力・考え抜く力・チームで働く力)について学習し、ライフステージにおける仕事への活かし方を解説する。各単元は5分前後のアニメーションと講師解説動画を組み合わせ、飽きにくく、すき間時間で学習を進められる。