組織・人事

2人に1人は、副業をすることで仕事のやりがいやモチベーションが上がる

副業をしている会社員を対象に、「副業による仕事のやりがいやモチベーションの変化」を聞くと、やりがい・モチベーションが「上がった」と回答したが57.0%に上っていることが、人総合人材サービス会社のパーソルキャリア(東京・千代田、瀬野尾裕社長)が実施した「副業がもたらす仕事への意識変化に関する実態調査」で明らかとなった。

副業をしている会社員を対象に、「副業による仕事のやりがいやモチベーションの変化」を聞いたところ、やりがい・モチベーションのいずれかが「上がった」と回答した人は半数を超える57.0%となった。

【副業による仕事のやりがいやモチベーションへの影響】
やりがい・モチベーションが上がった 57.0%
特に変わらない 40.0%
やりがい・モチベーションが下がった 3.3%

その理由として、「新しい視点が生まれた・視野が広がったから」(51.3%)、「役立つスキルや生産性の向上に繋がったから」(39.9%)、「新たな成果を生みだせたから」(39.5%)が上位を占めた。

【副業により仕事のやりがいやモチベーションが上がった理由トップ5】(複数回答)
新しい視点が生まれた・視野が広がったから 51.3%
役立つスキルや生産性の向上に繋がったから 39.9%
新たな成果を生みだせたから 39.5%
経験が増えることにより自信がついたから 27.2%
人脈が増えたから 23.7%

「仕事に対するモチベーション」について10段階評価を用いて聞いたところ、副業をする前に「高かった」と回答した人は29.3%、副業開始後には50.7%が「高い」と回答し、21.4ポイント上昇した。

「副業による本業への影響」を聞いたところ、55.1%が「良い影響を与えている」と回答。さらに「副業を続けた場合の本業に対するやりがいやモチベーションの変化」を聞いたところ、55.5%が、やりがい・モチベーションのいずれかが「上がると思う」と回答した。

【副業による本業への影響】
とても良い影響を与えている 15.3%
良い影響を与えている    39.8%
特に変わらない       42.0%
悪い影響を与えている    2.3%
とても悪い影響を与えている 0.8%

また、副業する前に転職を希望していた人を対象に、「副業をすることでの転職に対する考え方の変化」を聞いたところ、32.5%が「転職を考えていたが、副業を開始して転職を考えるのをやめた」と回答した。

調査結果を受けてパーソルキャリアでは、「副業を行うことで、より働きがいを持ち、個人が求めるキャリアの実現に近づいているといえる。こうしたことから、企業が副業を解禁することが、個人の自分らしいはたらき方の実現に繋がり、SDGs達成に向けた1つの手段になり得る」と指摘した。

調査は、2023年9月6日~8日、全国の20~50代の会社員(経営者・役員含む)400人を対象にインターネットで実施した。

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