賞与が少ないことを理由に転職は6割、賞与にあわせて転職のタイミングを調整は5割

「賞与が少ない」ことを理由に転職をしたことがある人が6割を超えることが、マイナビ(東京・千代田、土屋芳明社長)が実施した「2023年冬のボーナスと転職に関する調査」で明らかとなった。

賞与

現職の賞与が少ないことを理由に転職をしたことがある人は62.5%となった。また、賞与が少ないことが一番大きな転職理由だったとする人は25.4%だった。

一方「賞与が少ないことは一番の理由ではなかった」と回答した人に主な転職理由を聞くと、「賞与以外の給与(月給)が低かった」が17.9%で最も多かった。

【「賞与が少ない」ことが理由で転職をした経験はあるか】
1番大きな転職理由だった   25.4%
1番ではないが転職理由だった 37.1%
ない 37.5%

【「賞与が少ない」以外の主な転職理由】(上位抜粋)n=489
賞与以外の給与(月給)が低かった     17.9%
会社の将来性、安定性に不安があった    12.3%
職場の人間関係が悪かった         12.1%
休日や残業時間などの待遇に不満があった  11.4%
業績などを正当に評価してもらえなかった  8.9%
身に付けたスキルを活かす仕事がしたかった 6.6%

現職の賞与額が高いことを理由に転職をやめたことがあるかを聞くと、「やめたことがある」が全体では30.7%で、役職別にみると部長クラスが最も高く41.3%だった。

【現職の賞与額が高いことを理由に転職をやめたことがあるか(ある計)】
全体    30.7%
部長クラス 41.3%
課長クラス 35.6%
係長・主任・職長クラス 36.4%
役職には就いていない  25.7%

自分の仕事に見合う理想の賞与額について聞くと、全体平均は89.2万円、部長クラスでは193.4万円、課長クラスでは132.7万円となった。

賞与が高かったので転職をしなかったときの賞与額について聞くと、全体平均は107.7万円、部長クラスでは190.4万円、課長クラスでは137.8万円となった。

これについてマイナビでは、「部長・課長クラスでは“賞与が高かったので転職をしなかったときの賞与額”と“理想の賞与額”について大差がなかったため、極端に高額な賞与が必要なわけではなく、自分の仕事に見合う金額であれば転職を思いとどまる人が多い」と分析する。

今年想定している冬の賞与額については、平均46.2万円(前年冬の賞与額の平均値:46.7万円)となり、前年よりも低く見積もっている人が多く、自分の仕事に見合う理想の賞与額(平均89.2万円)とも大きく乖離が生じる結果となった。

また、賞与額が想定を下回ったときに「転職意欲が高まる」割合は72.3%で、役職別に見ると課長クラスが最も高く80.2%だった。

転職のタイミングについて、「賞与支給日を逆算して事前に転職活動を始めた」は31.5%で、「賞与額を見てから転職活動を始めた」(18.9%)と合わせると50.4%となり、約半数の人が賞与にあわせて転職のタイミングを調整していることが分かった。

調査は、2023年11月1日~6日、正社員として働いている20代~50代の男女のうち、前月転職活動を行った人または今後3カ月で転職活動を行う予定の人(3か月以内に中途入社した人を除く)を対象にインターネットで実施し、1318人の有効回答を得た。

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