現在管理職として働く女性の6割は、もともと管理職になりたいと思っていた人であることが、人材紹介会社ジェイ エイ シー リクルートメントの調査で分かった。(文:日本人材ニュース編集部)

現在管理職として働く女性に、もともと管理職になりたいと思っていたかを聞いたところ、「とても思っていた」(25.7%)、「やや思っていた」(36.5%)、「あまり思っていなかった」(36.9%)、「まったく思っていなかった」(10.9%)だった。
管理職になりたいと思った理由は、「キャリアアップのため」(49.7%)、「収入を増やしたかった」(45.9%)が他の項目を引き離して多い。
管理職になってよかった点は「年収があがった」(50.7%)、「自分の成長を実感できた」(34.5%)、「社内でのキャリアパスが明確になった」(34.3%)が上位に挙がった。
「管理職になれる環境がなかったため、転職した経験がある」人は39.0%で、「管理職になってから転職を考えたことがある」人は67.7%だった。
転職を考えた理由は、「ワークライフバランスを見直したい」(37.7%)、「年収・待遇を上げたい」(29.5%)、「現職での評価や昇進に不満がある」(22.5%)などとなっている。
人的資本情報として各社の女性管理職比率などが公表されるようになり、女性のキャリア支援に力を入れる企業が増えている。
「女性管理職のキャリア選択と転職」に関する調査の詳細はこちら
https://www.jac-recruitment.jp/market/knowhow/preparation/research-female-manager/
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