Youth Planet
飯島 一史 人材紹介Div.マネージャー
当社では就活生向けの勉強会を開催していますが、2021年卒と比較すると早い時期から学生からの問い合わせが増えています。勉強会参加者もインターンシップの参加率は9割を超えており、早期からの動きや情報収集・発信が企業・学生の双方の大きなキーポイントになります。
まず企業の動向ですが、企業説明会や面接もオンライン化となり、学生とのコンタクト数も大幅に増えています。以前は接触できていなかった優秀な地方学生にもコンタクトが取れるようになり、日々選考や書類選考に追われている状況です。
選考後についても、コロナの影響により複数内定を保持したまま就活を続ける学生も多くいるため母集団は増えていますが、内定承諾数は例年と変わらないという現象が起きています。このためクロージングや内定者の取り込みについては、例年以上に2022年卒は馬力が掛かると予想されます。
次に学生の動向ですが、コロナの影響により情報収集ツールも多様化し、その中でも「SNS就活」と言われるものが盛んになっています。就職活動用アカウントを用いて情報収集をし、優良企業や新鮮な情報を得ています。
また、ある企業の調査では2021年卒学生はの4人に1人は2社以上の内定を承諾する意向があり、内定式後も就職活動を続ける学生が多くいると考えられています。
企業の採用を成功させるには、SNSやHPを用いてうまく就職活動をするかが鍵となります。現状として求人広告離れが進んでおり、TwitterやYoutubeなどを用いて採用を進めている企業も数多くあります。
優秀な学生は自ら情報収集をする習慣もついており、地方の中小企業でもPR方法を工夫すれば優秀な学生を取り込める可能性が大きくあります。
もしエントリー数が増えていない企業の場合は就活系のインフルエンサーやエージェントを用いて認知度を高めていくなど工夫を講じていけば成功に近づいていけるのではないかと考えられます。