【新卒採用】「質」を意識した選考方法の再構築が採用成功の可否を握る

日本人材ニュース

タレントアンドアセスメント
山﨑 俊明 代表取締役

18年卒採用のトレンドは、17年卒採用より増してインターンシップを取り入れる企業が多くなる見込みです。経団連が定める会社説明会の解禁時期(6月)よりも前に、他社に先駆けて少しでも多くの学生を囲い込みたいと目論んでいる企業の意図が見えます。

また、依然として人材の不足感は満たされておらず、18年卒採用も採用数は増加傾向にありますが、17年卒採用は採用数の「量」を意識したばかりに、選考基準を落とし採用数の確保を優先した企業が少なくありませんでした。

そのため、「質」に対する満足度は、前年度よりも低い結果となりました。18年卒採用は「質」を意識した選考方法の構築が成功の可否を握ると思われます。

17年卒採用では、大多数の学生が情報源のツールとしてスマートフォンを利用するという結果になりました。情報源として利用してるメディアの接触率は、インターネットが80%を超え、テレビや新聞といったメディアでの接触率は著しく減少しています。

また、企業と同様に学生のインターンシップに対する意識が高まっており、参加者数は年々増加傾向にあります。学生は「自分のやりたいことができるか」ということを重視しており、実際に体験することで企業選択のミスを防ぎたいという意識が強くなっています。

実際にインターシップに参加した学生は、参加した企業の採用選考を受ける割合が7割を超えており、志望動機につながる重要なファクターとなっています。

採用において重要な指標は、「質」と「量」の確保です。しかし、ほとんどの企業において、「量」における目標はあっても、「質」に対する明確な基準を持ち合わせておらず、事実上、肌感覚で捉えて採用の合否を決定しています。

多様化が進んでいく中、優秀な学生を目標人数集めるためには、いかに競合他社に先駆けて、採用基準をメソッド化(定性的かつ定量化)し、要件定義されたタレントマネジメントを戦略的に構築できるかが成功の可否を握っていると言えます。

スマートフォンの普及とともにテレビや新聞・就職雑誌の存在感は、ますます薄くなってきています。その反面、OB・OGからのリアルな情報源については、信頼のおける情報源として重要視している学生が多くなってきています。

入社動機につながる情報源を、様々なメディアを使い分けながら発信していくことで、学生が受け取る印象が大きく違ってきます。18年卒採用は、ネットとリアルをうまく掛け合わせて、学生にリーチしていくことが重要になります。

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