人材採用動向レポート

【IT分野の中途採用】幅広い業界で求人が増加、エンジニア不足で第二新卒採用も活発

日本人材ニュース

アイムファクトリー
久利 可奈恵 代表取締役

オリンピック需要などもあり引き続き堅調です。大規模な基幹系業務開発関連求人も継続的に増加しています。また、経済産業省発表の「シリコンバレーD-Labプロジェクトレポート」にもあるように、すでに自動車のIT化ではなく、IT産業の中の1つのプロダクトが自動車という、旧来の大型産業までもがIT産業に飲み込まれる時代が到来しています。

小売業ではECの一般化やモバイル決済市場の拡大による実店舗のIT化も進んでいます。それに伴い、IT業界以外の企業でも社内IT開発部門や情報システム部門などの社内SE求人が引き続き増加しています。社内SEでは20代の求人は相変わらず堅調です。加えて、プロジェクトマネジメントに精通したミドル層求人も伸びています。

SIerの採用意欲は旺盛で若手から40代のミドル層まで積極的に採用しています。深刻なエンジニア人口不足から、第二新卒採用も活発。さらに、東南アジアを中心とした外国籍エンジニアの採用を始める企業も増えています。デジタルマーケティング分野ではアドテク系企業を中心にエンジニア求人だけでなくセールス系の求人も引き続き活況です。

ITエンジニアでは有効求人倍率6前後という超売手市場を背景に「よりよい労働環境・条件」「よりやりがいのある仕事」などを求め積極的に転職活動を進める求職者も多くいます。20代から40代まで年齢相応の経験・知識や実績があれば、ほぼ間違いなくフィットする転職先は見つかります。

給与提示も現状維持では内定承諾が困難なため現状以上で提示することが一般化。SIerではインフラエンジニアから開発SEまで現職年収より20万~50万増で給与提示されることも多いです。

20代の若手を中心にITコンサル、戦略コンサルへの転身をする事例も引き続き増えています。マーケティング、セールスなどの職種でも企業の旺盛な採用意欲を背景としたポテンシャル採用求人に対して、他業界、職種未経験から将来性のある当該分野への転職を希望する方が増えています。

超売手市場であることから、現職以上の給与提示が必須となるでしょう。また、現職からの引き留めも非常に強まっている為、内定後入社までのフォロー強化、面接の段階から魅力付けに力を注ぐなど、確実に入社まで導くアクションも必要です。

当然、単願ではなく複数の併願先がありますので、給与提示だけでなく、プロセスの改善による選考スピード向上やカジュアル面談、選考なしの説明会の定期開催による母集団形成、夜間20時以降や土日祝日での面接実施、様々なビジネスイベントへ登壇しての広報活動など多岐にわたる柔軟かつパワフルな活動が人事および選考関係者に求められます。

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