ヒロコマナーグループ
マナーズ博子(マナー西出ひろ子) グループ代表
【PROFILE】お互いが相手の立場に立つ思いやりで、全ての人間関係は WIN-WINになるという「真心マナー®」を提唱。クライアントの人材育成と収益アップに貢献することを得意とする。国内外でマナー本を100冊以上出版。NHK「朝イチ」やテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」などのテレビ出演多数。
2020年、突如と世界に蔓延した新型コロナウイルス感染拡大防止策の一環として、2月頃から各社テレワークを行い始めました。日本では、働き改革がスタートした頃より、徐々にテレワークの導入をおこなう企業はありましたが、それが一気にスタンダードになりました。
本書、「超基本 テレワークマナーの教科書」を上梓するきっかけは、3月より頻繁にメディアからテレワークとオンライン会議のマナーについての取材を受けるようになったからです。また、弊社のクライアントからも、テレワークになってからの社内コミュニケーションの仕方や、新入社員へのビジネスマナーの指導法などのご相談が急増したためです。
また、自宅からの慣れないオンライン会議における服装やプライベートな空間を見られたくない理由からの背景、顔出しは必須なのか、マスクを着用して参加してもいいのかなどの基本的なマナーから、上司よりも先に入室し、退室は最後なのか、上司よりも自分の顔が上に映ることに気がひけるなど、オンラインならではのご相談も多数寄せられました。
多くの方々がテレワークという新しい働き方になり、不安やとまどい、孤独も感じるなか、これからのビジネスマナーの在り方や伝え方、その型も一新しなければならないと思いました。そして、私が伝え続けてきた「型よりも相手の立場にたつ真心の重要性」も、テレワークになった今だからこそ、ご理解いただける時代になりました。
本書は、私が多くのクライアントや取材から培ったテレワークとオンライン会議での成功例と、皆さまからのお悩みを解決する内容で構成されています。これからのビジネスマナーの在り方、そして、テレワークで戸惑う皆さまに「こうすればいいんだ!」と明るい光の道筋をご紹介する一冊です。
私が今まで一貫してお伝えし続けている、型以前の相手の立場にたつ、配慮のできる「真心マナー®︎」は、ニューノーマル時代の真ビジネスマナーとして、人材を人財にバージョンアップさせるとして今後常識となっていくことでしょう。
マナーズ博子(マナー西出ひろ子) 著
あさ出版、1,100円+税